“與”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
あた50.0%
あづか10.2%
くみ7.4%
とも7.4%
4.6%
3.7%
3.7%
あづ2.8%
よし0.9%
おこ0.9%
0.9%
あずかり0.9%
あたふ0.9%
あたへ0.9%
あて0.9%
おま0.9%
ため0.9%
0.9%
やつ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ孤獨こどく落魄らくばくこれが僕の運命うんめいだ。僕見たいなものが家庭を組織そしきしたら何うだらう。つまにはなげきをには悲しみをあたへるばかりだ。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
獨りかの猶太種と覺しき老女のみはこの賑しき物語にあづからで、をり/\姫がことさらに物言掛けたる時、僅に輕く頷くのみなりき。
絶對の意志は惡にくみせず、そのこれに與するは、こばみてかへつて尚大いなる苦難なやみにあふを恐るゝことの如何に準ず 一〇九—一一一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
金錢のみ人を富ますものに非ず、權勢のみ人を貴くするものに非ず、爾の胸に王國を認むるものにして、初めてともに美的生活を語るべけむ。
美的生活を論ず (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
見榮坊みえばう! には見榮みえをんなものつたり、らなかつたりするもの澤山たくさんある。ぼくこゝろからこのまづしい贈物おくりもの我愛わがあいする田舍娘ゐなかむすめ呈上ていじやうする!
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ロミオ (炬火持に對ひ)おれ炬火たいまつれい。おれにはとてかれた眞似まね出來できぬ。あんまおもいによって、いっあかるいものをたう。
らうこゝろをつけて物事ものごとるに、さながらこひこゝろをうばゝれて空虚うつろなりひとごとく、お美尾みを美尾みをべばなにえとこたゆることばちからなさ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
また清き火花にいと近きものは、これがまことあづかること他にまさる爲ならむ、その焔いとあざやかなりき 三七—三九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
きに病氣びやうきとばかりおもひぬれば、よしらうかぎりもなくいたましくて、醫者いしやにかゝれの、くすりめのと悋氣りんきわすれて此事このことこゝろつくしぬ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
マーキュ 此方こちからおこさねば、其方そちでは機會きっかけ出來できぬと被言おしゃるか?
だれでも説明せつめい出來できたものに』とあいちやんがひました、(此所こゝ少時しばらくあひだ大變たいへんおほきくなつたので、はゞかところもなく大膽だいたんくちれて)、わたしは十せんげてよ。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
当時於江戸いよいよ攘夷と申に相成、勝麟太郎殿其事にあずかり、元より幕よりも重く被命候事ニて候。猶龍馬らも要ニ有之候て江戸よりの書状八月廿八日ニ参り同九日ニ大坂を発足致事ニ相成候。
たとひ潰倒くわいたうしてもひと生命せいめい危害きがいあたふることはまづないといつてもよい。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
あたへんとて懷中より三りやう出し長助へ渡しけるに長助は大地だいち鰭伏ひれふし此御恩このごおんわすれまじとてよろこびけり是よりはべつしてこの長助而已のみ毎度まいどつねはじめの惡巧わるだくみを内通ないつうして又七を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あてがひてあそびに追遣おひやあとには娘おくま番頭ばんとうちう髮結かみゆひせい三郎ともに入込いりこみ下女のおひさお菊もおつね仕込しこまれ日毎に酒宴しゆえん相手あひてをなしたりしが或日おつねきん出して下男げなん云付いひつけさけさかな
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ロレ いや、そのことば鋭鋒きっさきふせ甲胄よろひおまさう。逆境ぎゃくきゃうあまちゝぢゃと哲學てつがくこそはひとこゝろなぐさぐさぢゃ、よしや追放つゐはうとならうと。
七四 在家も亦出家も「此れ正に我がために造られたり」とおもひ、「諸の所作と非所作の中に於ける何事も實に我が隨意たるべし」とおもへる人あり、此れ愚者の思量する所
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
元祿九年因幡國朝鮮國之間竹嶋となへ候嶋有之、此島兩國入合いりあひ之如く相成居よろしからず候に付、朝鮮之人此邊え參候事を被禁候段從
他計甚麽(竹島)雑誌 (旧字旧仮名) / 松浦武四郎(著)
ぼく今日けふまでをんなよろこばすべく半襟はんえりはなかつたが、むすめ此等これらしなやつたら如何どんなよろこぶだらうとおもふと、ぼくもうれしくつてたまらなかつた。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)