“呼”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
78.1%
よば12.0%
よび4.3%
よぶ1.3%
よん0.8%
いき0.5%
さけ0.5%
よばは0.5%
よばわ0.5%
0.3%
(他:4)1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“呼”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)22.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.8%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行2.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「あずまはや」(ああ、わが女よ)とおなげきになりました。それ以来そのあたりの国々をあずまとぶようになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
「お美津みつ、おい、一寸ちよつと、あれい。」とかた擦合すりあはせて細君さいくんんだ。
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こう高声でよばわった。が、返辞は来なかった。そこで若武士はさらに呼んだ。三度四度呼んで見た。が、依然として返辞はなかった。
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
私はH氏のものものしき惑溺わくできよばわりに憎悪を抱き、K氏の耽美主義に反感を起こし、M博士の遊びの気分に溜息をらす。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
しかるに汝等は餌をくらひ、年へし敵の魚釣はりにかゝりてその許に曳かれ、くつわよびも殆んど益なし 一四五—一四七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
まぢくないの高聲たかごゑみんないとよびつれておもて出合頭であいがしら
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
三五らうるか、一寸ちよつときてくれ大急おほいそぎだと、文次ぶんじといふ元結もとゆひよりのよぶ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
古駅三両家猫児びょうじ妻をよぶ妻来らず
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
さあ、飲めってえ、と、三人で遣りかけましたが、景気づいたから手明きの挽子どもを在りったけよんで来た。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私の処にはそんなに大小などは大層もありはしないが、ソレでも五本や十本はあったと思う、神明前しんめいまえ田中重兵衛たなかじゅうべえと云う刀屋をよん
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「しかし、長吉、その方が今まで盗みとった金は、幸いいずれも十両をこえていないからよいが、もし盗みとった財布に十両はいって居れば、その命のいきはなかったぞ。それも、覚悟の前か」
奉行と人相学 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
彼は二三度大きくいきをしてから眼を開けた。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
何故に書くかの問いに対しては、享楽の為めに、已むに已まれぬ内心のさけびの為めに、もしくは人々を教え、人々に告げたい為めにと答えることも出来る。
文章を作る人々の根本用意 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それがすぐ形式の差は内容の差を伴うべきものだとさけび俳調俳歌いとうべしと罵倒ばとうして仕舞われたのです、吾々もそう思うですなあ、同じく詩であっても、俳句は概括的に遣って退ける
子規と和歌 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
二人の盗賊ぬすびとと相並んで死に就くまでの悲壮を尽した詩——『耶蘇イエスまた大声によばはりて息絶たり。』と第五十節迄読んで来ると、智恵子は両手を強く胸に組合せて
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
成程なるほど猿の方は、かやうに間もなく、皆のものに可愛がられるやうになりましたが、肝腎かんじんの良秀はやはり誰にでも嫌はれて、相不変あひかはらず陰へまはつては、猿秀よばはりをされて居りました。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
修理大音あげて、「上方勢は鉄砲なくしては合戦が出来ないのか、柵を離れて武田の槍先受ける勇気がないのか、汚いぞ」とよばわった。
長篠合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
と、しきりに奥を覗き込んでよばわっているそのうしろ姿である。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「こころ平らに、気順なるときは、一きゅうのうちに、病雲は貴体を去ってゆきましょう。それ、さらに病の根を抜こうとするには、やや涼剤りょうざいを用いる必要もありますが」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、かれらは、一ながねむりからびさまされたように、感心かんしんしたのでありました。
春がくる前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、空から高くとばわる声。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
二へんも三べんもうだつなるばツ、そツでん目ば覚さんと……。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
爾に黄泉比良坂ヨモツヒラサカまで追出でまして遂に見さけて、大穴牟遅神をヨバいて詔給わく
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)