“呼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
75.1%
よば12.4%
よび5.1%
よぶ1.9%
よん1.5%
よばは0.6%
0.6%
よばわ0.6%
いき0.4%
さけ0.4%
0.2%
でるいき0.2%
とば0.2%
0.2%
よべ0.2%
ヨバ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことしは芳之助もはや廿歳一兩年たるとよびばるゝぞとへばしさにをどりて友達ごともかしく
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
こう高声でわった。が、返辞は来なかった。そこで若武士はさらに呼んだ。三度四度呼んで見た。が、依然として返辞はなかった。
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
右の話をなしたるに上方の衆は關東者と候へば物をくする心ならんとて松葉屋桐屋共に立出對面に及びしかば大金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しめ廣庭には吉原宿名主問屋本陣組頭宿役人並居たり公用人櫻井文右衞門兩人が願書を以て入側に進み出島田宿藤八同人養女節と時用人ハツと平伏なすを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さしわたし三間ばかりにしたる高さ六七尺のき壇を雪にて作り、これに二処の上りを作る、これも雪にてする、里俗といふ。
さつしやるな小聲でもります先當時の役頭を盜賊な證據なくては云れぬ事段々に九助が親類と私等が名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
心臓から出ずる気、と称し、脾臓から出ずる気、と称し、腎臓から出ずる気、と称し、肝臓から出ずる気、と称し、肺臓から出ずる気、と称す。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
修理大音あげて、「上方勢は鉄砲なくしては合戦が出来ないのか、柵を離れて武田の槍先受ける勇気がないのか、汚いぞ」とった。
長篠合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
謙作は呼苦しい眠りから覚めた。それは花園の中を孔雀か何かのようにして遊び狂うていた鳥のが急にばらばらと落たような気もちであった。彼は二三度大きくをしてから眼を開けた。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
何故に書くかの問いに対しては、享楽の為めに、已むに已まれぬ内心のびの為めに、もしくは人々を教え、人々に告げたい為めにと答えることも出来る。
文章を作る人々の根本用意 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、らは、一りからびさまされたように、感心したのでありました。
春がくる前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
地中ければかならず温気あり、なるを、天に上騰事人の気息のごとく、昼夜片時る事なし。天も又気をて地にす、天地の呼吸なり。人のとのごとし。
と、空から高くわる声。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さと そツてちや、けても起きらんとだもね。二へんも三べんもうだつなるばツ、そツでん目ば覚さんと……。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
縫殿頭殿一通披見致され彌兵衞兩人を是へと申さるゝに彌兵衞はまりコリヤ兩人共近ふ出よとの指揮に隨ひ藤八お節ハツと進みて平伏す時に縫殿頭殿コレ彌兵衞其所にて樣子をと願書を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
爾に黄泉比良坂まで追出でまして遂に見さけて、大穴牟遅神をいて詔給わく、其汝が持たる生大刀生弓矢を以て、汝が庶兄弟どもをば、坂の御尾に追い伏せ、また河の瀬に追い撥いて
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)