港の妖婦みなとのようふ
山根謙作は三の宮の停留場を出て海岸のほうへ歩いていた。謙作がこの土地へ足を入れたのは二度目であったが、すこしもかってが判らなかった。それは十四年前、そこの汽船会社にいる先輩を尋ねて、東京から来た時に二 …
作品に特徴的な語句
棕櫚しゅろ 短冊たんざく 雇人やといにん 袖口そでぐち いた なつめ なだ 鬼魅きみ 山葵わさび 前垂まえだれ 牛蒡ごぼう 南京ナンキン 座頭ざがしら きれい 広東カントン 辞儀じぎ 島田髷しまだまげ 荒唐無稽こうとうむけい 紙入かみいれ 朝陽あさひ 島田しまだ はこ 束髪そくはつ 見据みす 横町よこちょう 見附みつけ つと 襟巻えりまき 衣兜かくし 半身はんしん 立木たちき 双手りょうて 顎髯あごひげ 御酒おさけ 花園かえん 隻手かたて 幾等いくら 錦紗きんしゃ くわ 微白ほのじろ 一処ひとところ 微暗うすぐら 出帆しゅっぱん 空車あきぐるま 見向みむき 背後向うしろむ 雲母きらら 旅宿やどや 性懲しょうこ 空腹ひもじ 指端ゆびさき さわら 居処いどころ 街路まち ねだい 歌妓げいしゃ 内兜うちかくし 富豪かねもち 寝椅子ねいす 酒瓶さけびん 門燈もんとう 廻転かいてん 旅館やどや 小本こほん 水菓子屋みずがしや 隻頬かたほお 一吸いっぷく 基隆きいるん 墓参ぼさん 茶代ちゃだい 女給じょきゅう 耳輪みみわ 足端あしさき 良家りょうか 種種いろいろ 赤濁あかにご 鰌汁どじょうじる 天華てんか 赧黒あかぐろ 獣肉じゅうにく 窟穴ほらあな