“酒瓶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかがめ22.7%
ちろり20.5%
さかびん18.2%
さけがめ11.4%
しゅへい11.4%
さけびん9.1%
てうし2.3%
ちょうし2.3%
もたい2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、朶思大王も孟獲も、有頂天によろこんで、いよいよ大量に酒瓶(さかがめ)を開き、肉を盤(ばん)に盛り、血を杯にそそいで夜に入るまで歓呼していた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、同じ酒瓶(ちろり)の酒を酌みわけて、同じように飲んでいながら、金吾の舌には毒のようにほろ苦く、お粂の舌には蜜のように甘いようです。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
無蓋車を降りて、車掌に暇乞(いとまごひ)して、きよろ/\と見廻して、それから向ふの酒瓶(さかびん)の絵看板の出てゐる見世(みせ)の方へ行つた。固(もと)より酒を飲みにぢやない。
椋のミハイロ (新字旧仮名) / ボレスワフ・プルス(著)
一斗入りの酒瓶(さけがめ)五個、荷駄につんで、花山院のお台所まで届けておけと、かねも先払いで貰っているというのである。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
楚々(そそ)——いとも楚々として嫋(なよ)やかな佳嬪(かひん)が列をなしてきた。おのおの、酒瓶(しゅへい)肉盤をささげている。酒宴となった。哄笑、談笑、放笑、微笑。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大きな酒瓶(さけびん)のような物を並べた店も、野菜を並べた店も、乾(ほ)して蛇とも魚とも判らない物や、また芋(いも)とも木の根とも判らない物などを並べた店も眼に注(つ)いた。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
お志保は酒瓶(てうし)を持添へて勧めた。歓喜(よろこび)と哀傷(かなしみ)とが一緒になつて小な胸の中を往来するといふことは、其白い、優しい手の慄(ふる)へるのを見ても知れた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
妓(おんな)たちは、逃げてしまうし、鼓(つづみ)や酒瓶(ちょうし)は、蹴とばされている。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
瑠璃色の酒瓶(もたい)たたけば
玉盃の曲 (新字旧仮名) / 漢那浪笛(著)