“佳嬪”の読み方と例文
読み方割合
かひん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楚々そそ——いとも楚々としてなよやかな佳嬪かひんが列をなしてきた。おのおの、酒瓶しゅへい肉盤をささげている。酒宴となった。哄笑、談笑、放笑、微笑。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後宮の佳嬪かひんは十幾人もお持ちだったが、かの玄宗げんそう皇帝における楊貴妃ようきひのように、一身のちょうの誇りは廉子にある。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)