“佳味”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うま37.5%
かみ37.5%
うめ12.5%
おいし12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等(かれら)は寧(むし)ろ自分(じぶん)の家(うち)で造(つく)つたものゝ方(はう)が佳味(うま)いにも拘(かゝわ)らず大勢(おほぜい)と共(とも)に騷(さわ)ぐのが愉快(ゆくわい)なので、水許(みづばか)りのやうな甘酒(あまざけ)を幾杯(いくはい)も傾(かたむ)けるのである。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
じっさいそれは、アメリカだちょうと、称(しょう)せらるるものであった。全身は灰色で、その肉は佳味(かみ)をもって賞(しょう)せらる。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「此(こ)の婆奴等(ばゝあめら)、そつちの方(はう)で偸嘴(ぬすみぐひ)してねえで、佳味(うめ)え物(もの)有(あ)つたら此方(こつち)へ持(も)つて來(こ)う」先刻(さつき)の首(くび)へ珠數(じゆず)を卷(ま)いた小柄(こがら)な爺(ぢい)さんが呶鳴(どな)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
連雀(れんじゃく)の藪蕎麦が近いから、あの佳味(おいし)いので一銚子、と言われて涙を流した。親身の情……これが無銭(ただ)である。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)