“彼等”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かれら89.3%
あれら3.6%
あすこ1.8%
あちら1.8%
あつら1.8%
きゃつら1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハヾトフは其間そのあひだ何故なにゆゑもくしたまゝ、さツさと六號室がうしつ這入はひつてつたが、ニキタはれいとほ雜具がらくたつかうへから起上おきあがつて、彼等かれられいをする。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「いえ、だから俺は何事なんにも言わん積りサ——彼等あれらが好いように為て貰ってるサ——」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
はいもと彼等あすこで六だうせんを取つて、どうやらうやらくらしてりましたが、今度こんど此処こゝ停車場ステンシヨン出来できるについて、茶屋ちやゝを出したらからうといふ人のすゝめにまかせて、茶屋ちやゝを始めましたが
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼等あちらはお前様、昨夜は夜祭おたびを見ね行くし、明日は角力すもうに行かんならんさかい。」
恭三の父 (新字新仮名) / 加能作次郎(著)
つぶでがすから、わしがに相違さうゐありあんせん、彼等あつらがなんなに出來できつこねえんですから、それ證據しようこにや屹度きつと自分じぶんはたけのがなひとでもつちやねえからさつせ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それも彼奴きゃつ等の癖だからまアえわ、辛棒出来んのは高山や長谷川の奴らの様子だ、オイ細川、彼等きゃつら全然まるでだめだぞ、大津と同じことだぞ、生意気で猪小才ちょこざいで高慢な顔をして
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)