“可”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
26.2%
24.9%
19.9%
11.5%
べか3.3%
よし3.1%
2.7%
いい2.5%
いゝ1.2%
0.6%
べく0.6%
よろ0.6%
0.5%
べき0.3%
バカリ0.3%
よう0.2%
えゝ0.2%
ばかり0.2%
ゆる0.2%
あたら0.1%
いけ0.1%
かな0.1%
べし0.1%
よい0.1%
エー0.1%
ベカ0.1%
ベシ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
怠惰屋なまけやなぞになられてたまるものか、學校がくかうくのがいやならさくらかはむかすがいか
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
となぜか弱いを吹いた……差向いをずりさがって、割膝でかしこまった半纏着の欣八刑事、風受かざうけのいきおいに乗じて
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかし、贅沢といえば、まことに蘭飯らんぱんと称して、蘭の花をたき込んだ飯がある、禅家の鳳膸ほうずい、これは、不老の薬と申してもい。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
だが、笑つてはけない、この応募者は読本と箴言と——書物を二冊も読んでゐる。書物を二冊も読むといふ事は、日本では贅沢の沙汰だとしてある。
周囲は草原であるのに、此処ここだけが花崗岩の霉爛ばいらんした細沙と粘土との露出地である為に、この驚くき霜柱を生じたものと想われる。
秋の鬼怒沼 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
歐米をうべい諸國しよこくこれあるかぎりは、最早もはや日本につぽんむかつて不禮ぶれいくわふるからずとまで
白馬の雪渓は半ば以下は勾配が緩いので滑降も危険はないが、上部はなり急であるから、初めての登山者は独りで滑降することは多少の危険が伴う。
白馬岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「生徒の賞罰しょうばつは校長の権利である、われわれは校長に一任してなりだ、静粛せいしゅくに静粛にわれわれは決してさわいではいかん」
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
為世はそれに対しては「万葉集の耳遠き詞などゆめゆめ好み読むべからず」と一本くぎをさして、「詞は三代集をづ可らず」を固く守る。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
およそ日本国に生々せいせいする臣民は、男女老少を問はず、万世一系の帝室を奉戴ほうたいして、其恩徳を仰がざるものあるべからず。
修身要領 (新字旧仮名) / 福沢諭吉慶應義塾(著)
ポンと尻持しりもちいたていに、かかとの黒いのを真向まむきに見せて、一本ストンと投出なげだした、……あたかよし
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
すみやか白旗はくきてゝその軍艦ぐんかん引渡ひきわたさばよし躊躇ちうちよするにおいては
「そないに君吃驚びつくりせんでもえやないかいな。僕はこれでも雅号を米水べいすいと云つて、小室翠雲こむろすいうんさんのお弟子だよ。」
内務省は煙草専売局、印紙御貼用済ごちょうようずみ。味は至極えで、んで見た上で買いなさい。大阪は安井銀行、第三蔵庫の担保品。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これが、さおで操るがごとくになって、夥多あまたいい心持に乾いた亀の子を、カラカラとせたままで、水をゆらゆらと流れて辷った。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
無頓着といへばいいのか、向不見むかうみずといへば可のか、正々堂々とか赤裸々とか君は云ふけれど、露骨に云へや後前あとさき見ずの乱暴だあね。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
奥様おくさん、其様に御心配なく、猪子君は確かに御預りしましたから」なんて——まあ我輩は奈何どうして御詑おわびをしていゝか解らん。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
無頓着といへば可のか、向不見むかうみずといへばいゝのか、正々堂々とか赤裸々とか君は云ふけれど露骨に云へや後前あとさき見ずの亂暴だあね。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
志津シヅヶ嶽タケ(大岩山ノ誤リ)ニ向フ時、中川瀬兵衛清秀ノ取出トリデ(防塁ノコト)昨今ノ急築ナレバ、塀土ヘイドモ乾クカラズ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
試みに先生等身の著作を以て仏蘭西羅曼フランスロマン主義の諸大家に比せんか、質は擎天けいてん七宝の柱、メリメエの巧を凌駕すく、量は抜地無憂の樹、バルザツクの大に肩随けんずゐす可し。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
万一、相手方の者、たがえあるに於ては、世間へ向ってわらい申すべく、当方に違えある時は、即ち、神罰をうくるものなり
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
以手紙てがみをもつて申上候貴兄きけい彌々いよ/\安全あんぜん醫業いげふ被成なされ目出度めでたくぞんじ奉つり候然れば此方このはう八年まへ近邊きんぺんよりの出火しゆつくわにて家財道具を燒失ひ其上旱損かんそん昨年は水難すゐなんにて段々だん/\年貢未進に相成候處當年は是非ぜひ皆納かいなふ致し候樣村役人衆より嚴敷きびしき沙汰さたに候得共種々しゆ/″\打續ての災難さいなんゆゑ當惑致し居候處娘文事孝心により身を賣其金子にて年貢ねんぐ不足ふそく皆納かいなふいたし候樣申呉候間甚はだ以て不便ふびんの至りには候へ共ほかに致し方も無之これなくよんどころなくふみうり申度存じ候之に依て近日召連めしつれ出府致し候間いづれへ成共御世話被下度せわくだされたく此段御相談さうだん申上奉つり候なほ委細ゐさい拜顏はいがん之上申上べく早々さう/\以上
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
東京の夜の有様を話して呉れとの諸君みなさんのお望、よろしい、話しましよう、然し僕は重に赤坂区に住んで居たから、赤坂区だけの、実地に見た処を話すことに致します。
夜の赤坂 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「ええ、よろしゅうございますとも、ほかさまではございませんから」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
所謂いわゆる大臣とは道を以て君につかえ、不可なるときは則ちむ、(いさめてかれずば則ち退く)。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
その上、違作引きや、土地や灌漑についての修理費など、耕作者が要求してかれないといふことはなかつた。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
一 味方士卒にいたるまで、唯今より即刻、兵糧をつかい申すべきこと。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
男女既に合して一となりたる暁には、空行く雲にも顔あるが如く、森に鳴く鳥の声にも悉く調子あるが如く、昨日きのふといふ過去は幾十年を経たる昔日むかしの如く、今日けふといふ現在は幾代いくよにも亘るべき実存の如くに感じ
厭世詩家と女性 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
また周旋バカリ五千餘里といへるも、筑紫のシマにて、ほとりの嶋々かけたる程によくかなへり。
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)
バカリ二十四五誇觜軽俊殆ンド学究、商半老※憧市様、相
いやなら忌で其れもよう御座んすサ、只だ其のいひぷりしやくさはりまさアネ、——ヘン、軍人はわたしいやです
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
うござんすか、いかえ、貴方あなた。……親御さんが影身に添っていなさるんですよ。ようござんすか、分りましたか。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あゝん、のさきの下駄げたはうえゝか、おまへすきところへ、あゝん。
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
前様めえさま串戯じやうだんごとではあんめえが、なんでも仕事しごとするには元気げんきかぎるだで、景気けいきをつけるだ。——えゝかの、イで、りかけるだ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
山間やまあひ篆畦あぜみち曲節まがり/\こゝいた行程みちのり一里半ばかりなり。
山間やまあひ篆畦あぜみち曲節まがり/\こゝいた行程みちのり一里半ばかりなり。
度牒は人の家をいでて僧となるとき官のゆるして認むる牒にて、これ無ければ僧も暗き身たるなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かく思い定めたれども、渠の良心はけっしてこれをゆるさざりき。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これほどの容貌きりよううもとはあたら惜しいもの、ひとあらうならおそらく島原しまばらつての美人びじん
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
小さい胸の中では、心にちらつく血の顏の幻を追ひながら、「先生は不具者かたはや乞食に惡口をいてはいけないと言つたのに、豐吉は那麽あんな事をしたのだから、たとひ豐吉が一番で私が二番でも、私より豐吉の方が惡い人だ。」といふ樣な事を考へてゐたのであつた。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
その場所ばしよまつたくぼくつたのである、後背うしろがけからは雜木ざふきえだかさかさねておほひかゝり、まへかなひろよどみしづかうづまいながれてる。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
——近習番きんじゅうばん木村丈八事、やがて其地に立寄り申すべくつき、領内にて相待ち、同道にて帰府のほう都合よろしかるべし——という指令なのであった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それともいまこれを此處におけ貴君あなたの三年の壽命いのちちゞめるがよい
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「だから言うじゃアないか、題はおれが、おれが考えがあるからエーと言うに。」
号外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
敵寄スルト聞カバ、ナガラ待ツベカラズ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一、会館ハ辰半タツハンイリ未刻ヒツジノコク退シリゾベシ
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)