“可”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
26.5%
25.8%
19.6%
11.3%
べか3.4%
よし3.1%
2.9%
いい2.5%
いゝ1.3%
よろ0.6%
(他:25)3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“可”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション100.0%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本100.0%
文学 > 日本文学 > 戯曲20.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「ハッハッハッヽヽヽそれなら初めから小作人まかせにして御自分は札幌に居る方がからう。」と他の属官が言つた。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
と兄は嫂を取做とりなすように言って、「たまには節子にもそれくらいの元気を出させるがい」という意味を通わせた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
岸本はひとりでそれを言って見て、一方には彼女を可哀そうに思い、一方にはそれをむしろ彼女のためにいと考えた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「千年の桑かの。川の底もはかられぬ。あかりも暗いわ、かわうそも出ようず。ちとりさっしゃるがい。」
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
王の黄埃こうあい天にみなぎるの中にって馳駆奔突ちくほんとつして叱咜しった号令せしの状、察すきなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
おもふにかくごときは、數十年來すうじふねんらいおこなへる灌水くわんすゐ功徳くどくなるし。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
豐玉姫系とよたまひめけい玉依姫系たまよりひめけいとの区別くべつなりはっきりつくようになってります。
しかしてその不斉一その粗悪なるは、その製出者と営業者とに徳義心を欠くが故なりというもなり、かんがみざるべけんや。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
(一)平民的文学 学問の勧めが世の中に歓迎せらるゝ頃は文学は平民的ならざるべからずてふ思想は一般の風潮なりしが如し。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
左れば父母たる者の身を慎しみ家を治むるは独り自分の利益のみに非ず、子孫の為めにのがべからざる義務なりと知る可し。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「駄目だ。殺しても何にもならない。よし、いま一ツの手段を取らう。ごん! きち! くま! 一件だ。」
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
我は出でしものをよしとす、されど汝何を信ずるや、また何によりてかく信ずるにいたれるや、今これを我に述ぶべし。 一二一—一二三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
前様めえさまが、ほとけでもおにでも、魔物まものでも、たゞ人間にんげん坊様ばうさまでもえ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と、父はよく言ふものであつた。『そして、少し家業に身を入れて呉れるとえども。』と、母が何日いつでも附加へた。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
初めて聞いた言葉ではないが、お利代は大きい眼をみはつじつと智恵子の顔を見た。何と答へていいか解らないのだ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『森川さんの憎いツたらありやしない。那麽あんなに乱暴しなくたつていいのに、到頭「声きく時」を裂いツちまつた。……』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
(まあ、いゝぢやないか。そんなものは何時いつでもたべられます、今夜こんやはお客様きやくさまがありますよ。)
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それではどうしたらいゝでせうと問ひますと、「マア能く考へて見て、何とかしたら可ぢやないか。」と拔かしやがるんです。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
よろしい! 何卒どう悉皆すっかり聴かしてもらいましょう。今度は僕の方からお願します。」
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
東京の夜の有様を話して呉れとの諸君みなさんのお望、よろしい、話しましよう、然し僕は重に赤坂区に住んで居たから、赤坂区だけの、実地に見た処を話すことに致します。
夜の赤坂 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
所謂いわゆる大臣とは道を以て君につかえ、不可なるときは則ちむ、(いさめてかれずば則ち退く)。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
その上、違作引きや、土地や灌漑についての修理費など、耕作者が要求してかれないといふことはなかつた。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
万一、相手方の者、たがえあるに於ては、世間へ向ってわらい申すべく、当方に違えある時は、即ち、神罰をうくるものなり
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
——近習番きんじゅうばん木村丈八事、やがて其地に立寄り申すべくつき、領内にて相待ち、同道にて帰府のほう都合よろしかるべし——という指令なのであった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
味方若シヤ押掛オシカカラレクヤト思シメシケム、味方ノヤリ石突イシヅキモ働カザル程、御馬印ノフクベヲ御詰カケナサレ
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
志津シヅヶ嶽タケ(大岩山ノ誤リ)ニ向フ時、中川瀬兵衛清秀ノ取出トリデ(防塁ノコト)昨今ノ急築ナレバ、塀土ヘイドモ乾クカラズ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あゝん、のさきの下駄げたはうえゝか、おまへすきところへ、あゝん。
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
前様めえさま串戯じやうだんごとではあんめえが、なんでも仕事しごとするには元気げんきかぎるだで、景気けいきをつけるだ。——えゝかの、イで、りかけるだ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一 味方士卒にいたるまで、唯今より即刻、兵糧をつかい申すべきこと。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
男女既に合して一となりたる暁には、空行く雲にも顔あるが如く、森に鳴く鳥の声にも悉く調子あるが如く、昨日きのふといふ過去は幾十年を経たる昔日むかしの如く、今日けふといふ現在は幾代いくよにも亘るべき実存の如くに感じ
厭世詩家と女性 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
度牒は人の家をいでて僧となるとき官のゆるして認むる牒にて、これ無ければ僧も暗き身たるなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かく思い定めたれども、渠の良心はけっしてこれをゆるさざりき。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小さい胸の中では、心にちらつく血の顏の幻を追ひながら、「先生は不具者かたはや乞食に惡口をいてはいけないと言つたのに、豐吉は那麽あんな事をしたのだから、たとひ豐吉が一番で私が二番でも、私より豐吉の方が惡い人だ。」といふ樣な事を考へてゐたのであつた。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
その場所ばしよまつたくぼくつたのである、後背うしろがけからは雜木ざふきえだかさかさねておほひかゝり、まへかなひろよどみしづかうづまいながれてる。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
それともいまこれを此處におけ貴君あなたの三年の壽命いのちちゞめるがよい
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
いやなら忌で其れもよう御座んすサ、只だ其のいひぷりしやくさはりまさアネ、——ヘン、軍人はわたしいやです
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
お熊もきようがりて「其の方がよう御座んす、どうせ、貴所あなた家内うちの人も同様でいらつしやるんですから」と言ふを「成程、其れが西洋式でがすかナ」と利八も笑ふ、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「だから言うじゃアないか、題はおれが、おれが考えがあるからエーと言うに。」
号外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
また周旋バカリ五千餘里といへるも、筑紫のシマにて、ほとりの嶋々かけたる程によくかなへり。
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)
敵寄スルト聞カバ、ナガラ待ツベカラズ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)