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『恋を恋する人』
ふりがな文庫
『
恋を恋する人
(
こいをこいするひと
)
』
秋の初の空は一片の雲もなく晴て、佳い景色である。青年二人は日光の直射を松の大木の蔭によけて、山芝の上に寝転んで、一人は遠く相模灘を眺め、一人は読書している。場所は伊豆と相模の国境にある某温泉である。 渓流の音が遠く聞ゆるけれど、二人の耳には …
著者
国木田独歩
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1907(明治40)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約28分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
全然
(
まった
)
向
(
う
)
前
(
もと
)
甲
(
ひとり
)
逢
(
あえ
)
情
(
おもい
)
可
(
よろ
)
止
(
やめ
)
紛糾
(
ごたごた
)
全然
(
まったく
)
出会
(
でっく
)
彼女
(
あのおんな
)
過
(
た
)
女房
(
かかあ
)
嫁
(
かたず
)
詳細
(
こまか
)
全然
(
まる
)
応
(
こたえ
)
早
(
はやく
)
出発
(
たち
)
如何
(
どん
)
情緒
(
おもい
)
此方
(
このほう
)
痛
(
ひど
)
上流
(
うえ
)
仲間
(
あいだ
)
何家
(
どっか
)
何時
(
いつし
)
宿泊
(
とまる
)
乙
(
ひとり
)
何
(
な
)
如何
(
どう
)
如斯
(
こん
)
必定
(
きっと
)
思考
(
おもい
)
暫時
(
しばら
)
柔和
(
やさし
)
伸
(
のび
)
其
(
それ
)
同情
(
おもいやり
)
否
(
いいえ
)
大
(
だい
)
家兄
(
にい
)
度
(
た
)
彼
(
あ
)
悲嘆
(
かなし
)
押
(
おし
)
構造
(
かまえ
)
様
(
さん
)
浴場
(
ゆどの
)
為
(
し
)
礫
(
いし
)
突然
(
だしぬけ
)
談話
(
はな
)
過
(
すぎ
)
何
(
なん
)
何物
(
なんに
)
佳
(
い
)
先方
(
むこう
)
全然
(
すっかり
)
凡
(
すべ
)
又
(
ま
)
可
(
よ
)
姉様
(
ねえさん
)
容貌
(
きりょう
)
就
(
つい
)
左様
(
そう
)
幸福
(
しあわせ
)
彼様
(
あんな
)
思
(
おぼ
)
敵打
(
かたきう
)
斯
(
こ
)
晴
(
はれ
)
暫時
(
しばらく
)
最早
(
もう
)
未
(
ま
)
正
(
しょう
)
此様
(
こんな
)
浴室
(
ゆどの
)
淑
(
しとや
)
渓流
(
たにがわ
)
炎熱
(
あつ
)
理会
(
わか
)
甲乙
(
ふたり
)
目映
(
まば
)
真実
(
ほんと
)
終
(
しま
)
貴様
(
あなた
)
遍歴
(
へめぐ
)
酌
(
しゃく
)
雙眼
(
そうがん
)
難事
(
むずか
)
難有
(
ありがと
)
青年
(
わかもの
)
静粛
(
しずか
)
○
(
まる
)
中
(
うち
)
了
(
しま
)
何処
(
どこ
)
何故
(
なぜ
)