“幸福”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しあわせ33.3%
こうふく32.4%
しあはせ14.1%
かうふく7.0%
さいはひ4.7%
しやわせ3.3%
さいわい2.8%
さひはひ0.9%
しやはせ0.9%
ハッピネス0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“幸福”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語19.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)8.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「なにかと言ったって、お此さんは幸福しあわせせえ。田舎じゃどうして、あんな手当ては出来るもんじゃない。」母親も言った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
(たとい、しばらくの辛抱でも。男を呪詛のろう気のないのは、お綾さんにも幸福しあわせです。そうしておおきなさいまし。)
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「こんなひとが、わたしをつれていったら、わたしは、幸福こうふくだろう。」と、アネモネはおもったのです。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、正直しょうじきな、あわれなひとたちに、幸福こうふくあたえてやりたいとこたえたのであります。
海からきた使い (新字新仮名) / 小川未明(著)
ほんに/\、こんどのお配偶つれあひこそ貴孃こなたのお幸福しあはせであらうぞ、まへのよりはずっとましぢゃ。
「そやけど、あんた良うおまツせなア、おはんちごてはつても、お父つあんお居やすよつて、まだ幸福しあはせや。」
乳の匂ひ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
いまこそ一寒いつかん書生しよせいもなけれど、やがては令孃ひめをも幸福かうふく位置ゐちゑて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
てん恩惠めぐみかさね/″\くだり、幸福かうふく餘所行姿よそゆきすがた言寄いひよりをる。
先生がお忙しいのは、先生自身に取つても、お客に取つても勿怪もつけ幸福さいはひであつた。孰方どつちも損をしないで済む事なのだから。
ちつとばかしお給金が殖えたつて大阪なんかいやだ/\と不平を云ひ/\轉勤したのですけれど、人間何が幸福さいはひになるか分りやしませんわね。
見学 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
「橋本先生も云うて御座ったけんどなあ。お父さんもモウこのまま死んでしまわっしゃった方が幸福しやわせかも知れんち云うてなあ……」
木魂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
何がこんな身分うら山しい事か、ここで我れが幸福しやわせといふを考へれば、帰国するに先だちておさく頓死とんしするといふ様なことにならば
ゆく雲 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
妾の幸福さいわいは、何処どこの獄にありても必ず両三人の同情者を得ていんよう庇護ひごせられしことなり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
二人の運命を想いやる時には、いつでも羞かしい我の影がつきまとうて、他人ひと幸福さいわいのろうようなあさましい根性もきざすのであった。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
たゞ希望きぼうひかりかゞやくのみで、たれ人間にんげん幸福さひはひねた惡魔あくま
自分達三人は馬車の上でどんなに今日けふ幸福さひはひを祝ひ合つたか知れない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
何といふ幸福しやはせを予感せられる朝であらう
愛の詩集:03 愛の詩集 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)
十七か! おめへは幸福しやはせ
未知アンノーンゴット未知アンノーン幸福ハッピネス——これは象徴派シムボリストのよく口にする所だが、あすこいらは私と同じ傾向に来て居るんじゃないかと思うね。
私は懐疑派だ (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)