“他人”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひと85.5%
たにん10.8%
よそ0.9%
ヒト0.9%
あだしひと0.2%
あだしびと0.2%
しと0.2%
たじん0.2%
たひと0.2%
ひとさま0.2%
(他:2)0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“他人”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語38.7%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸37.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語9.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それらを綜合して考えると、主人は他人ひとに絞められて、その絞め縄を取りのけようとして藻掻もがきながら死んだのである。
半七捕物帳:50 正雪の絵馬 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それお内儀かみさんわしあね他人ひと死骸しげえ見付めつけて大騷おほさわぎしてらせにたら
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
旦那だんな十分じふぶんねんれて、途中とちうよくをつけて、他人たにんにはゆびもさゝせるな。
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これまでいっしょうけんめいでためたかねを、他人たにんにやってしまうのは、まことにしいことだとおもいました。
善いことをした喜び (新字新仮名) / 小川未明(著)
でき得べくんば、他人よそさまへ——というはらを、みんなが持っている。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
膝頭ひざがしらの抜けたを辛くも埋めつづった股引ももひきばかりわが夫にはかせおくこと、婦女おんなの身としては他人よその見る眼も羞ずかしけれど、何にもかも貧がさする不如意に是非のなく
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
……けど、他人ヒトに言はせると、——あれはもう、二十幾年にもなるかいや——筑紫で伐たれなされた前太宰少貳ゼンダザイノセウニ—藤原廣嗣—の殿トノ生寫シヤウウツしぢや、とも言ふがいよ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
……けど、他人ヒトに言はせると、——あれはもう、二十幾年にもなるかいや——筑紫で伐たれなされた前太宰少貳ゼンダザイノセウニ—藤原廣嗣—の殿トノ生寫シヤウウツしぢや、とも言ふがいよ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
他人あだしひとのいうことをまことしくおぼして、あながちに遠ざけ給わんには、恨みむくいん、紀路きじの山々さばかり高くとも、君が血をもて峰より谷にそそぎくださん」と怪しき声は云った。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
我わが第二のよはひしきみにいたりて生を變ふるにおよび、彼たゞちに我をはなれ、身を他人あだしびとにゆだねぬ 一二四—一二六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
他人しとのお稽古で覚えてしまって、世話のないお子ですと
これは、他人たじんならば米友自身の面目問題なのだが、この人では仕方がない——と米友は観念しているらしい。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
辰盛は通称を他人たひとといって、後小三郎こさぶろうと改め、また喜六きろくと改めた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「私の家は、私と、細君かないと、それから弟が一人あって、その弟は、今度の戦役に従軍して、金鵄きんし勲章ももらっておりますが、べつに他人ひとさまから、家庭のことを、とやこう云われるようなことはないが、それは何かの」
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それでは事情を一通りお話し致しますが……しかし他人ほかへお洩らしになっては困りますよ。
キチガイ地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
フン! 他人フト辛口カラグヂきグシマネ自分のめしの上のハイホロガネガ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)