『地方主義篇(ちほうしゅぎへん):(散文詩)((さんぶんし))』
眞青な海のうへに夏のやうでもなく、秋のやうでもなく、慥かに春の日がその華かさが更に、烈しいとでも言ひたい位の正午の光を受けて、北海道通ひの蒸汽船が二艘、遙か遠くを煙りを吐いて走つてゐる。わたしは今にその玩具のやうに小さいながら、黒びかりする …
作品に特徴的な語句
中(ナガ) 言(ユ) 汝(ンガ) 入(エ) 好(エ) 彼方(アヂ) 夫(オド) 見(メ) 喰(ク) 縁(へりど) 若(ワガ) 此方(コヂ) 男(ヲドゴ) 忙(エそ) 阿母(アバ) 他(ホガ) 無(ネエ) 吾(ワイ) 家(エ) 眼(マナグ) 可憐(いぢ) 這入(ハエ) 童(ワラシ) 痴(ウヂ) 雪(ユギ) 阿母(オガ) 夫婦(フフ) 臭(カマリコ) 乞食(ホエド) 他人(フト) 隙(シマ) 柔和(ヤヤシミ) 酒(サゲ) 違(チガ) 負(おんぶ) 空虚(ボヤラ) 蒼(あをぐろ) 稚(いはけな) 馬(マゴ) 埃(ゴミ) 盜(ト) 昏(ほのぐら) 直(ぢ) 夫(うち) 罹(トヅガ) 米(コメコ) 錢(ジエンコ) 吾(ワ) 蠅(ハイ) 薄(うつ) 歩(あし) 仲(ナガ) 厩(ムマヤ) 塞(とざ) 如何(どん) 汚(きたね) 生活(ぐらし) 彼處(アコ) 風(ふ) 厩(ウマヤ) 孫(マゴ) 花(ハナコ) 羸弱(キヤな) 果(このみ) 青々(あをあを) 晝間(シルマ) 削(こそ) 焦(や) 牝(ハダ) 斷崖(ガンケ) 婆(ばゞ) 虐(しひた) 田(タコ) 往日(むかし) 愛(いつく) 下(もと) 暗示(ほのめか) 何歳(ナンボ) 又(マダ) 合點(うな) 掻廻(カマ) 背(せい) 形(がた) 彼方(あなた) 抗議(ボコ) 蠅(はい) 本村(もとむら) 春光(はるび) 日當(ひあダ) 硬(こは) 四歳(よつつ) 上下(うへした) 今歳(コドシ) 何(なに) 際(きは) 八歳(やつつ) 勞(いた) 同胞(きやうだい) 腰(コオソ) 牝牛(ハダベコ)