“彼處”のいろいろな読み方と例文
新字:彼処
読み方(ふりがな)割合
かしこ43.4%
あすこ34.0%
あそこ15.1%
あしこ1.9%
あつち1.9%
あれ1.9%
アコ1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“彼處”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩42.9%
文学 > 英米文学 > 戯曲33.3%
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学14.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
數限かずかぎりもない材木ざいもくみづのまゝにひたしてあるが、彼處かしこへ五ほん此處こゝへ六ぽん
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
彼處かしこつても處方書しよはうがきしめさぬではいかと、彼方あつちでも、此方こつちでも
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「おやもうそつちのはうつたのかい、それぢや彼處あすこたゝくんだよ」内儀かみさんはいつてわかれた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼處あすこへ行つて見よう。』と、小池は大仰おほぎやうに決斷したふうに言つて、左の方へさツさと歩き出した。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
彼は文學書生の常例にもれず、早稻田大學の文科に入學し度いと希望してゐるのであるが、彼處あそこは風儀が惡いからいけないと身内の者に反對されたさうだ。
夜毎よごと彼處あそこ柘榴じゃくろて、あのやうにさへずりをる。
彼處あしこぢやまだ祕密ないしよにしてるやうだけど、おら、昨日きのふ確かなところから聞き込んだのさ。よつちやんがその息子さんに見染められたといふことだが、女は容色きりやうのいゝのが何よりだ。大した仕度金が出るつてことだよ。」
玉の輿 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
うまいがコロンブスは如何どうだ!』などいふこゑ彼處あつちでも此處こつちでもする。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
さひはひ、彼處あれゆる白色巡洋艦はくしよくじゆんやうかん、あれは何國いづこ軍艦ぐんかんで、何處どこから何處どこしての航海中かうかいちうかはわからぬが、一應いちおうかのふねたすけをもとめては如何どうだらう。
田打櫻タウヂざくらハナコでも、蕗臺バキヤタヂハナコでも、彼處アコ田畔タノクロガラ見れバ花見はなみコだデバせ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)