“彼處此處”のいろいろな読み方と例文
新字:彼処此処
読み方割合
あちこち50.0%
かしここゝ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いままでそのうへについてあたゝかだつた膝頭ひざがしら冷々ひや/\とする、身體からだれはせぬかとうたがつて、彼處此處あちこちそでえりはたいてた。仕事最中しごとさいちう、こんな心持こゝろもちのしたことははじめてである。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
遂には彼處此處かしここゝそらんじたりしが、其後先生の御作にして我が目に觸れしもの一として讀み落したるものもなく、古きをもあさり求めしかば