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彼處等
読み方 | 割合 |
あすこいら | 50.0% |
あすこら | 50.0% |
以前、
牛込の
矢來の
奧に
居た
頃は、
彼處等も
高臺で、
蛙が
鳴いても、たまに
一つ
二つに
過ぎないのが、もの
足りなくつて、
御苦勞千萬、
向島の
三めぐりあたり、
小梅の
朧月と
言ふのを
女房の
料簡ぢやあ、
廓外へ
出て——それこそ
新橋なぞは、
近來吉原の
者も
大勢行つて
居るから——
彼處等へ
行つて
待合でもすれば、
一番間違は
無いと
思つたのだが、
此議は
又その
娘が
大反對で