“行”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
35.0%
18.0%
11.3%
おこな6.6%
ぎょう5.7%
ゆき4.8%
こう2.3%
おこない2.0%
ぎやう2.0%
ある1.5%
(他:148)10.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“行”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸100.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語27.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)13.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
主「金を人に投げ附けて逃げてく奴があるものか、お名前が知れんじゃアお礼のようもなし、本当に困るじゃアねえか」
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その男を訪ねるに仔細しさいはないが、訪ねてくのに、十年ごしの思出がある、……まあ、もう少しして置こう。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ハハハハそうだろうと思った――しかしほんこと、泥棒は飛んだ災難でしたな。山の芋ばかり持ってたのですか」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
のくらゐなことが……なんの……小兒こどものうち歌留多かるたりにつたとおもへば――」
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
私が愛吉ならきっとる、愛吉ならずとも、こりゃきっと行らねばならん処だ。定子を殺さねばならないわけだ。たしかだ。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ひさしぶりで孤獨こどく生活せいくわつつてる、これも病氣びやうきのおかげかもれない。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
さうして一遍汚れた以上は、それに対する十倍の徳をおこなつても、その汚れたのを汚れざる者に改めることは到底出来んのだ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
おもふにかくごときは、數十年來すうじふねんらいおこなへる灌水くわんすゐ功徳くどくなるし。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
河野はそのままぎょうを続けてその日の夕方になったが、水がみたくなったのでたにへおりようと思っておりかけた。
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
すべての善は、われ知らずにこれをぎょうじてゆき、すべての悪は、われ知らずに離れ去ってゆく至福至妙の状態であります。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
母親はゝおやはほた/\としてちやすゝめながら、亥之ゐのいましがた夜學やがくゆきました
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ゆきがかりじょう全然今までと関係のないその話題は、三度目にまたお延を驚ろかせるに充分なくらい突飛とっぴであった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
使節しせっの一こうは、イギリスの軍艦ぐんかんオージンごうにのりこみ、品川しながわから出発しゅっぱつしました。
小次郎からも、今度の小倉下向に、こうを共にするようにすすめた訳であった。ばばの心にはまだ又八への未練もあったが、
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私の属していた団体の言葉を借りていえば、私のおこない根柢こんていには大それた高慢が働いていたと云える。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
他の人がやったら立派なおこないで通ることが、私がやるとみんな厭味で鼻持ならないことになってしまうんですね。
女の一生 (新字新仮名) / 森本薫(著)
「求めざるものは得、欲するものは失ふ。」かうしたかれのさとりは、かれの日夜のぎやうと共に益々生気を帯びて来た。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
此為来りを何時となく女たちの咄すのを聞いて、姫が女のぎやうとして、此の野遊びをする気になられたのだ、と思つたのである。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
徳川時代においても事実駆使に任じて「あるき筋」と呼ばれたものは、村方において間人まうと百姓などよりも下位に置かれた。
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
市内しない卸売おろしうりあるく者をやとそのいきほひあさひのぼるがごとしでした
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
この時再び家を動かして過ぎ去る風のゆくえをガラス越しに見送った時、何処とも知れず吹入った冷たい空気が膝頭から胸に浸み通るを覚えた。
(新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
なお因縁深ければ戯談じょうだんのやりとり親切の受授うけさずけ男は一寸ちょっとゆくにも新著百種の一冊も土産みやげにやれば女は
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それから下ノ関の渡場わたしばを渡て、船場屋せんばやさがし出して、兼て用意のにせ手紙をもっいった所が
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
活動の始まりれから長崎にいって、そうして桶屋町おけやまち光永寺こうえいじうお寺を便たよったと云うのは
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
我は極惡ごくあくなるローマニアの魂と共に汝等のひとりそのおこなひによりて魂すでにコチートにひたり 一五四―
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そのまはりには大いなるアッスエロとその妻エステル、及びことばおこなひ倶に全き義人マルドケオゐたり 二八―三〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
此爲來りを何時となく、女たちの咄すのを聞いて、姫が、女のギヤウとして、この野遊びをする氣になられたのだ、と思つたのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
此爲來りを何時となく、女たちの咄すのを聞いて、姫が、女のギヤウとして、この野遊びをする氣になられたのだ、と思つたのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
くのかあ」とまだねむらなかつた船頭せんどう突然とつぜん特有もちまへ大聲おほごゑ呶鳴どなつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
『明日がえ? ぐどもせア。権作ア此老年としになるだが、馬車つぱらねえでヤ、腹減つて斃死くたばるだあよ。』
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
人間は活物いきもの杓子定規しゃくしじょうぎの理屈で平押ひらおしにはゆかず、人情とか何とか中々むずかしい者があって
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かくて三年みとせばかり浮世を驀直まっすぐに渡りゆかれければ、勤むるに追付く悪魔は無き道理、殊さら幼少よりそなわっての稟賦うまれつき
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
では、お嬢様、どうでもいらつしやるので御座いますか――斯様こんなこと申したらば、老人としより愚痴ぐちとお笑ひ遊ばすかも知れませぬが
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ナニ、おくさまがナ、えらい遠方へ旅にいらしッて、いつまでも帰らっしゃらないんだから
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
三月二十日、今日けふ郡司大尉ぐんじたいゐ短艇遠征たんていゑんせいかうを送るに
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
だが、ゆき子だけは、病気と闘ひながらも、こゝまで、自分とかうをともにして来てくれたのだ。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
それでなくっても先刻さっきからのいきがかりじょう、彼は天然自然の返事をお秀に与えるのが業腹ごうはらであった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いきがかりじょう一種の関係で因果いんがづけられた彼らはしだいに話をよそへ持って行く事が困難になってきた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
田圃たんぼしぎなにおどろいたかきゝといて、刈株かりかぶかすめるやうにしてあわてゝとんいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
廓内なかだらうかなと問へば、むむ美登利さんはな今の先己れの家の前を通つて揚屋町あげやまち刎橋はねばしから這入はいつていつた、本当に正さん大変だぜ、今日はね
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
『何処へいくのだらう、彼男は。』と見ると、高柳は素早くらちを通り抜けて、引隠れる場処を欲しいと言つたやうな具合に、旅人の群に交つたのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
セエラがモントモレンシイ家の前を通りかかると、子供達はどこかの夜会へでも出かけるらしく、ちょうど舗道ペーヴメントを横切って馬車の方へ歩いていくところでした。
ファルヤマも、百合ユーリ花盛ファナサカリーイ、きすゅるソーデニオのしおらしや……」
骨仏 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
……群鳥の わが群れなば 引け鳥の 我が牽けなば、哭かじとは 汝は云ふとも、山門ヤマト一本薄ヒトモトスヽキ ウナカブし 汝が哭かさまく、朝雨の さ霧に彷彿タタむぞ。
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
そや。このオソぶる。新嘗ニフナミに、我がりて、イハふ此戸を(万葉集巻十四)
古代生活に見えた恋愛 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
タレぞ。此家のオソふる。にふなみに、我がりて、イハふ此戸を
ぼく家見舞いへみまひいかず、年玉としだま義理ぎりをかけてさ。
七福神詣 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
例の書生は手桶ておけげて、表の方から裏口へ廻って来た。飲水をむ為には、唐松からまつの枝で囲った垣根の間を通って、共同の掘井戸までいかなければ成らなかった。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
子路聞けることありて、いまだおこなうあたわざるときは、唯聞くあらんことを恐る。(一四)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
一一八 紅皿欠皿べにざらかけざらの話も遠野郷におこなわる。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
生活に必要な物質財は、その生産を各人の能力に応じて自由に分担すると共に、その分配もまた各人の必要に応じて公平におこなわれます。
階級闘争の彼方へ (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
しかし私は、今日おこなわれる工場労働者の同盟罷工の如きものが階級闘争の本意であるとは考えません。
階級闘争の彼方へ (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
このながめいみに入ったシルシは、宮廷貴族の家長のおこのうたみづのをひもや、天の羽衣ようの物をつけることであった。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
実は「夏と秋とゆきあひの早稲のほの/″\と」と言うている、季節の交叉点におこのうたゆきあい祭りであったらしい。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
何処どつけ何処どつけ!』
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
フウラリフウラリ飛んで
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
衛霊公、じんだて(陣)を孔子に問う。孔子こたえて曰く、俎豆の事は則ち嘗て聞けるも、軍旅の事は未だ学ばずと。明日つい(去)る。(衛霊公、一)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
明日遂にる。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
雁のつらは正しいものであるが、時にはその声々に誘われたように後列の雁が翼を振って前列を追いぬけることがある。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
雁のつらは正しいものであるが、時にはその声々に誘われたように後列の雁が翼を振って前列を追いぬけることがある。
薬前薬後 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)