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埒
ふりがな文庫
“埒”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
らち
94.4%
らつ
5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
らち
(逆引き)
お由良と幾松が、幼な友達といふ
埒
(
らち
)
を越えて、樂しい將來を夢みる間だつたことは、お關の説明をまつまでもなく明らかなことです。
銭形平次捕物控:122 お由良の罪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
試合の催しがあると、シミニアンの太守が二十四頭の白牛を駆って
埒
(
らち
)
の内を奇麗に地ならしする。ならした後へ三万枚の黄金を
蒔
(
ま
)
く。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
埒(らち)の例文をもっと
(50作品+)
見る
らつ
(逆引き)
自然の情合から流れる相互の言葉が、無意識のうちに彼等を駆って、
準縄
(
じゅんじょう
)
の
埒
(
らつ
)
を踏み超えさせるのは、今二三分の
裡
(
うち
)
にあった。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
何か變つたことがあつたら——と、この盜難を豫期するともなく、ガラツ八を附けて置いた平次、その日の朝のうちに一
埒
(
らつ
)
を聞込んで了ひました。
銭形平次捕物控:009 人肌地藏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
埒(らつ)の例文をもっと
(20作品)
見る
埒
漢検1級
部首:⼟
10画
“埒”を含む語句
埒外
放埒
一埒
放埒者
埒口
凡下放埒
不埒
不埒者
不埒千万
埒内
埒明
無埒
我儘放埒
放埒無頼
放埒無慚
放埒不覊
埒無
放埒病
新馬埒
横道不埒
...
“埒”のふりがなが多い著者
中里介山
野村胡堂
谷崎潤一郎
幸田露伴
樋口一葉
吉川英治
夏目漱石
泉鏡花
伊藤左千夫
岡本綺堂