“らつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
35.0%
12.5%
2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何か變つたことがあつたら——と、この盜難を豫期するともなく、ガラツ八を附けて置いた平次、その日の朝のうちに一らつを聞込んで了ひました。
妻が南兵にらつし去られるのを目撃しつゝ、自分だけ、のがれてきた男があった。毛布、風呂敷包をかゝえて来る者。サル又と襦袢だけの者。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
これより伴藏は志丈と二人連れ立って江戸へ参り、根津の清水の花壇より海音如来の像を掘出す処から、悪事露顕の一らつはこの次までお預りに致しましょう。
(略)賴瀨獺懶等のつくりは負なりおおがいにあらずとせられ候へども負にあらず※の字にて貝の上は刀に候勝負の負とは少しく異なり候右等の字はらつより音生じ候また※の下は壬にあらず※(音テイ)に候※※等皆同様に御座候右些細の事に候へども気付たるまま(一老人とうず
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)