“らっ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呆気あっけに取られていた五十嵐を無雑作むぞうさらっして、能登守が招くがままに、南条は旧友に会うような態度でその方へと進んで行きました。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ハーモニーをらっしきたって、新たなリズム、メロディーを創り、近代の感情にふさわしい表現をとろうとしたといえるのである。
美学入門 (新字新仮名) / 中井正一(著)
だから、遊び人たちにらっして来られると、はじめから、日ごろの敏捷さにものをいわせて、隙をうかがって、逃げだすつもりにしていた。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)