“呆気”のいろいろな読み方と例文
旧字:呆氣
読み方割合
あっけ89.3%
あつけ9.1%
ほうけ0.6%
あッけ0.3%
うつけ0.3%
おっけ0.3%
ふうけ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
張子の見越しの入道を引っくり返すと、その中から飛出した平次、呆気(あっけ)に取られた群衆の肩を踏んで、パッと青竹の手摺を飛越すと
夜中の喚(わめ)き罵(のゝし)る声に驚いて雨戸まで開けた近所の人達は朝には肩を並べて牛を引いて田圃(たんぼ)に出て行く私共父子を見て呆気(あつけ)にとられた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
そして私は呆気(ほうけ)てしまふ、バカになつてしまふ
私は今年(ことし)三十九になる。人世(じんせい)五十が通相場(とおりそうば)なら、まだ今日明日(きょうあす)穴へ入ろうとも思わぬが、しかし未来は長いようでも短いものだ。過去って了えば実に呆気(あッけ)ない。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
こうなりゆいた今までも潔く諦めようとはせずにやっぱりその女に想(おも)いを残している男の呆気(うつけ)さ加減のあまりに馬鹿らしいのを、いささかの同情もなく冷たく笑っていた。
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
飛び越して逃げてしまいました。——呆気(おっけ)に取られて格子の外から覗くと、兄貴は首筋を短刀で刺されて、もう息が絶えた様子——
「呆気(ふうけ)でも佐賀のもん、腐っても鯛の魚(いお)でござッす」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)