“ほうけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
豊家50.0%
呆気33.3%
邦家16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人は知らず、この三成は信じる。直江兼継かねつぐは、豊家ほうけを思う人間のひとりに相違ないと。——彼は、故殿下の御亡前の誓約をたちまち裏切って、秀頼公の天下が、日に日に、家康の手に移ってゆくのを
大谷刑部 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どこか呆気ほうけ面持おももちしか見えない。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それもこれも、邦家ほうけを思う余りに出たことばと、田爺でんやの無礼をおゆるしあそばされい。この国あっての将軍家、百姓あっての宗家そうけ、ゆめ、順逆を誤りたまうな。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)