“宗家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうけ83.3%
そうか6.7%
いえもと3.3%
さうけ3.3%
しけ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〔評〕官軍江戸をつ、關西諸侯兵を出して之に從ふ。是より先き尾藩びはん宗家そうけたすけんと欲する者ありて、ひそかに聲息せいそくを江戸につうず。
名は信恬しんてん、通称は辞安じあんという。伊沢うじ宗家そうか筑前国ちくぜんのくに福岡ふくおかの城主黒田家くろだけの臣であるが、蘭軒はその分家で、備後国びんごのくに福山の城主阿部伊勢守あべいせのかみ正倫まさともの臣である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
人は呼んで、宗家いえもと同格とかれたたえる。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
少數な宗家さうけ的な存在であつて、一般の武者修業といへば、型の如く、一劍一笠で樹下石上を行とし、克己を主旨として、諸國を踏破するのが、本來であつたにちがひない。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
しかしそういう時にジーッと静かにして居られますのが前に禅宗のお宗家しけ様から
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)