“宗教”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しうけう30.0%
おしえ15.0%
しゅうきょう15.0%
しゆうけう10.0%
しゆうきよう10.0%
をしへ5.0%
しふけう5.0%
むねのり5.0%
レリーギア5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかに、一人ひとり、でつぷりとふとつた、にくづきのい、西洋人せいやうじんのおばあさんの、くろふく裾長すそながるのがました。何處どこ宗教しうけう學校がくかうらしい。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これは我々の宗教おしえから見て許し難い罪悪じゃ! 見出みいだしてこの山から追い出さねばならぬ。何んとそうではあるまいかな?
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかもけっして既成きせいつかれた宗教しゅうきょうや、道徳どうとく残滓ざんしを、色あせた仮面かめんによって純真じゅんしん心意しんい所有者しょゆうしゃたちにあざむあたえんとするものではない。
かれく/\くちなか何遍なんべん宗教しゆうけうの二かへした。けれどもそのひゞきかへあとからすぐえてつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それは人間にんげんからだ幾倍いくばいもあるおほきないしをもつてつくられたはかとか、あるひは宗教しゆうきよう目的もくてき使つかつた場所ばしよとかいふものでありまして、それに使用しようされたいし非常ひじようおほきいので
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
昔者とは言ひ乍ら、書生の談話はなしも解つて、よく種々いろ/\なことを知つて居た。時々宗教をしへの話なぞも持出した。奥様はまた十二月二十七日の御週忌の光景ありさまを語り聞かせた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
実際じつさい真面目しんめんもく生涯せうがい真味しんみあぢはひし人のみがたがひともはたらき得る人なり 宗教しふけうを以て茶話席ちやわせき活題くわつだいとなすにとゞまるものは言語的げんごてき捺印的なついんてき一致いつちはかれよ
時事雑評二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
元姫君もとひめぎみと云われた宗教むねのりの内室さえ、武芸の道にはあかるかった。まして宗教のたしなみに、おろそかな所などのあるべき筈はない。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
沢山だよもう、あんな宗教レリーギア! お寺へ行く方がよっぽどましだわ——今日あすこフェイエルベルクが出るのよ。
モスクワ印象記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)