“速度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
スピード45.5%
そくど36.4%
スピイド9.1%
テンポ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
列車が毎時幾キロメートルの速度スピードで走っているか、又列車はどの地点を走っているかが、家の中に居ながらして、手にとるように判るというのである。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
列車れっしゃは、くまと自分とを真暗まっくらやみの貨車かしゃの中にとじこめたまま、なにも知らずに、どんどんとはしっている。少し速度そくどがゆるんできたようだ。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
いまこの海賊の子孫たちに、速度スピイド薬味スパイス火花スパアクルの欠けたさくぜんたる近代生活を、単に経営のため経営として強いているのを見る。
その有様を、法水は異常な冷やかさで見やりながら云い続けたが、その態度には、相変らず計測的なものが現われていて、彼は自分のことば速度テンポに、周到な注意を払っているらしい。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)