“薬味”のいろいろな読み方と例文
旧字:藥味
読み方割合
やくみ81.8%
スパイス9.1%
ヤクミ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○豚饅頭には支那風にニンニクと木耳きくらげとヤエナリ小豆のモヤシとを豚肉に交ぜ米利堅粉にてツナぎたるがよし。薬味やくみにもニンニクを刻む。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
いまこの海賊の子孫たちに、速度スピイド薬味スパイス火花スパアクルの欠けたさくぜんたる近代生活を、単に経営のため経営として強いているのを見る。
歌舞妓芝居の薬味ヤクミ箪笥の限られたひき出しだけには、しまつてないものが、沢山あるのだと言ふことを、菊五郎君は考へたかどうか。此が、私の気になる。
雑感 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)