“藥味”の読み方と例文
新字:薬味
読み方割合
やくみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私を厭がらせた皮肉も、嘗て私を吃驚びつくりさせた苛酷かこくさも、たゞもう美味な料理についたから藥味やくみのやうなものであつた。
お房の口はやうやくほぐれて行きます。尤も平次は、煙草入から小粒こつぶを一つ掴み出して、鼻紙に包んで、お房の膝の下に押し込んだ早業も相當藥味やくみがきいたことでせう。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
カピ妻 ちゃ、乳母うばこのかぎってて、もそっと藥味やくみっててたも。