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藥鑵
読み方 | 割合 |
やくわん | 83.3% |
ヤガンコ | 16.7% |
彼の
悲慘な
狹い
小屋には
藥鑵と
茶碗とそれから
火事の
夕方に
隣の
主人がよこした
新しい
手桶とのみで、
夜の
身を
横へるのに一
枚の
蒲團もなかつた。
宗助は
次の
間にある
亞鉛の
落しの
付いた
四角な
火鉢や、
黄な
安つぽい
色をした
眞鍮の
藥鑵や、
古びた
流しの
傍に
置かれた
新らし
過ぎる
手桶を
眺めて、
門へ
出た。
酒も
藥鑵サ
入れダノゴト二人で
仲よグ
飮むアネ。