“付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
47.9%
つき17.5%
つけ11.5%
つい4.6%
4.1%
わた3.7%
づき2.8%
つか1.8%
つく1.8%
づけ1.8%
1.4%
ツキ0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御身おんみの位地として相当の準備なくてはかなはず、第一病婦の始末だに、なほきがたき今日の場合、如何いかんともせんやうなきを察し給へ。
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)
但、御用繁多の折柄につき、広周一存を以て諸国手形相添え差許さしゆるす者也ものなり。尚本懐の上は父三郎兵衛の名跡みょうぜき相違なかるべき事、広周可含置ふくみおくべき者也ものなり
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
りよ行の時にはもうこひ人のやうな伴侶はんりよで、撮影さつえい現像げんぞうつけ技量ぎれう自然しぜんと巧くなつて、學校での展覽會てんらんくわいでは得意とくいな出ひんぶつであり
また金解禁きんかいきん我國わがくに工業こうげふあたへる影響えいきやうついるに、我國わがくにおいては對米爲替相場たいべいかはせさうば大正たいしやうねん以來いらい平均へいきんドル乃至ないしドル下落げらくにして
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
それはそれとし、この菊水紋の旗を、尊良親王にして、赤坂城へ下賜された叡慮のうちには図案以上な、機略の妙がうかがわれる。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見よ、人の子は罪人らの手にわたされるのだ。あ、見よ、もう我を売る者が近づいて来る。起て、我ら出て往こう。(一四の四一、四二)——
我軍の攻撃にって防戦したのであろうが、味方は名に負う猪武者いのししむしゃ英吉利イギリス仕込しこみのパテントづきのピーボヂーにもマルチニーにもびくともせず、前へ前へと進むから
又七殿訴へなば大亂たいらんとなり白子屋の家名かめい立難たちがたしお常殿は女の事故其處そのところへ氣もつかれざるは道理もつともの事なれども能々よく/\勘辨かんべんありて隨分ずゐぶん又七殿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
彼我にふ。完き生涯とすぐるゝ徳とはひとりの淑女をさらに高き天に擧ぐ、そののりに從ひて衣を面帕かほおほひつくる者汝等の世にあり 九七—九九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
御母さんは束髪の流行はやる今の世に、昔風のまげを四日目四日目にきっとう女で、自分の子を喜いちゃん喜いちゃんと、いつでも、ちゃんづけにして呼んでいる。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お粂がその時、吸い物の向こうけになるようなものを盆にのせて持って来た。お民はそれを客にすすめながら
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
満十五年ノ時限満期ニ達スル爆弾ヲ装填ソウテンシアルモノニシテ、右期日以後ハ何時イツ爆発スルヤモハカラレズ、ハナハダ危険ニツキ、心当リノ者ハ注意セラルルヨウ此段コノダン為念ネンノタメ警告ケイコクス。
御別申候より急ニ兵庫ニ下り、同二日の夕七ツ過ギ、土佐の国すさキ須崎と申港に居申候。先〻まづまづぶじ御よろこび。是より近日長崎へ出申候て、又急々上京仕候。御まち可遣候。かしこ。