“法”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のり35.7%
フラン20.1%
ほう12.1%
はふ11.6%
かた4.0%
のっと3.0%
ほふ2.5%
ぽう1.5%
はう1.0%
おきて1.0%
のっ1.0%
0.5%
いと0.5%
きまり0.5%
ころも0.5%
ぽふ0.5%
みのり0.5%
もの0.5%
フランク0.5%
フランス0.5%
ポウ0.5%
モード0.5%
三条実美0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我等永遠とこしへのりを犯せるにあらず、そはこの者は生く、またミノス我をつながず、我は汝のマルチアの貞節みさをの目あるひとやより來れり 七六—
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
猶太ユダヤ心理学派のり方だが、事実どうかぞえたって千フランには二法足らないんだから、やすいこた安いわけで、誰だって文句は言えまい。
「それは、よくありません。むらひとのお世話せわになった、おばあさんのはかててあげないというほうはありません。」といいました。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
かくの如く山伏にはむづかしき事の御座候よし兼て師匠ししやうより聞及び候に私事は未だ若年じやくねんにて師匠の跡目あとめ相續の儀は過分くわぶんの儀なれば修驗のはふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
若しこの願かなはゞ、競馬の費、これに勝ちたるものに與ふる賞、天鵞絨の幟のしろ、皆かたの如くわきまへ候はんといふ。議官セナトオレは頷きぬ。
持っているのじゃ、安政二年に、お前たちがこしらえたシコナと同じものにしようか、それとも、千代田型にのっとって、それに自分の意匠を
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
このくらゐしづかに物事ものごとるのがほふだとかつた。くちかず、おとてないのは、かんがへの邪魔じやまになると精神せいしんからださうであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
呂宋兵衛るそんべえはジリジリと身をにじらせた。蝙蝠をみたとっさに思いうかんだのは、獣遁じゅうとんの一ぽう南蛮流なんばんりゅう妖術ようじゅつでは化獣縮身けじゅうしゅくしんの術という。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伯父樣おぢさまきずのつかぬやう、我身わがみ頓死とんしするはうきかと御新造ごしんぞ起居たちゐにしたがひて、こゝろはかけすゞりのもとにさまよひぬ。
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これそのあとに西の方よりおきてを無みしいよ/\醜き行ひありて彼と我とを蔽ふに足るべきひとりの牧者來ればなり 八二—八四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
得るの途を講じそろは別義にも御座なく別冊裁縫秘術綱要と命名せる書冊出版の義に御座そろ本書は不肖針作しんさくが多年苦心研究せる工芸上の原理原則にのっとり真に肉を裂き血を絞るの思を
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それきり自身は、この奥の書院に端坐して、むずかしい問題で頭をひねっている時の習癖くせで、碁盤を前に、独り碁……と言っても、法どおり石を置いて、攻め手守り攻究こうきゅうしているのではない。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
つくしたれど定業ぢやうごふのがれ難く母は空敷むなしくなりにけり兵助の愁傷しうしやう大方ならずされなげき甲斐かひ無事なきことなれば泣々も野邊の送りより七々四十九日のいとなみもいとねんごろにとふらひける。
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
されども此処にきまりありて、我が薄井の家には昔しより他郷の人と縁を組まず、ましてや如何に学問は長じ給ふとも、桂木様は何者の子何者の種とも知らぬを
雪の日 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
臣は今日出家いへでして、陛下きみの為めに功徳のりのことおこなはむとおもふ。天皇ゆるしたまふ。即日そのひ出家してころもたまふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
主人夫婦の部屋から其處へ來る間に、下女のお兼の部屋がありますが、あとは納戸や便所で、曲者がお勝手から六ぽふを踏んで通つたところで、誰にも氣が付かれなかつたでせう。
二に曰く、あつく三宝を敬へ、三宝はほとけのりほふしなり、則ち四生よつのうまれつひよりところ、万国の極宗きはめのむねなり。いづれの世何の人かみのりを貴ばざる。人はなはしきものすくなし、く教ふるをもて従ひぬ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
空なる状態 まことに、因縁より生ずる一切すべてものは、ことごとく空です。空なる状態にあるのです。まさしく「樹を割りてみよ、花のありかを」です。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
... 取られると云う場合には随分百万フランクくらいは出し兼ぬと云いました」目科は心の中にて「ふゝむ予審判事は何かの書面をしきりと書記に写させて居たから梅五郎の身代を ...
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
胸をわくわくさせながら俺は、丸万から聞いたフランス租界の砂馬の家へと急いだ。俺の胸がわくわくはずんでいたのは、あれはなぜか。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
無論、ブツポウソウなどの乾いた音色ねいろではゆめさら無く、郭公、筒鳥の寂びた聲に較べては更に數段の強みがあり、つやがある。
梅雨紀行 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
都合が悪いときは、箴言しんげんまで担ぎだして、一歩も譲らないってんだ。身勝手で、訳がわからないのは山川家のモードなんだから、君なんかの歯のたつ相手じゃない。
蝶の絵 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
廿四日転カ三条実美ニ謁ス。
坂本竜馬手帳摘要 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)
解っても解らいでも仏に対してはただこれを尊崇そんそうするというのがこの辺の人の習慣であります。その仏堂に私は住み込むことになりました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)