“辨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わきま50.0%
べん34.2%
わき2.6%
2.6%
わか2.6%
わきまふ2.6%
わきまへ2.6%
ワカ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
謝肉祭カルネワレの時の競馬くらべうま費用ものいりをも例の如くわきまへ、又定の日には加特力カトリコオ教徒の寺に往きて、宗旨がへの説法をも聽くべし、と願ふことなり。
斯く入り口又はまどへだてて品物のりをせしは同類どうるいの間ならざるがゆえならん。コロボックル同志どうしならばしたしく相對してことべんぜしなるべし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
大いに心組違ぐみちがひしゆゑグツト云て暫時しばしこたへもなかりしが其儀は私しはわきまへ申さずと云を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
汝の了解さとりふさはしきまで明らかなるゆきわたりたる言葉にてその説示されんことを願ふ、げにこゝにこそつぶさくべき事はあるなれ —二七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼我に、既に汝は來らんとすることをけがれし波の上にわかちうべし、若し沼の水氣これを汝に隱さずば 一〇—一二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
其本そのもと由縁いはれをさへわきまふれば如何いかなる新奇しんきなることにてもあやしむにるものなし。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
「得意ざきへ物買に行ごとく、用事ばかり申上候事、思召も恥入候。然ども外にはいたしかた無之、無拠よんどころなく御頼申上候。これまた前世より之ごふなどと思召、御わきまへ被下度奉願上候。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
湯をいでゝ向ふ山の端の夕空は、山とワカれて いよゝ冴え来ぬ
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)