“辨當”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べんたう92.3%
べんだう7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ざつみづけて、ぐいとしぼつて、醤油しやうゆ掻𢌞かきまはせばぐにべられる。……わたしたち小學校せうがくかうかよ時分じぶんに、辨當べんたうさいが、よくこれだつた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
つれて參りますと主個あるじに言てにはかの支度辨當べんたうつゝ吹筒すゐづつげ和吉を呼で今日は吾儕わしが花見に行なれば辨當を脊負しよひともをしてと言ば和吉はかうべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
明し居るに其夜平兵衞ひそか辨當べんだうを持來りて與へ明日御奉行樣御登城掛を待ち受け御駕籠おかごに付て願ふべし御駕籠のうちより何事ぞとたづねらるゝときをつと難儀なんぎ御救おんすくひの御慈悲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)