“べんたう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
辨當66.7%
弁当27.8%
行厨5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つれて參りますと主個あるじに言てにはかの支度辨當べんたうつゝ吹筒すゐづつげ和吉を呼で今日は吾儕わしが花見に行なれば辨當を脊負しよひともをしてと言ば和吉はかうべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
弁当べんたう、ものうりこゑひゞくと、人音ひとおとちかく、けたとおもふのに、には、なにも、ものがえない。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
むかし滝川たきかは雪堂といふ男が百人組のかしらになつて、当直の行厨べんたうにつかふ食器を新しくこしらへた。そのふたに食事をするたびに、見て心得になるやうな文句を書いて欲しいと、学者の大郷おほがう信斎に頼んでよこした。