“明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
23.8%
あか23.8%
あきら10.2%
あかる9.3%
あきらか8.4%
あかり4.3%
めい4.3%
みん4.1%
あけ3.5%
あく3.1%
あき2.3%
みょう0.5%
アカ0.5%
あこ0.3%
あから0.3%
あかし0.2%
0.2%
あす0.2%
アキ0.2%
アキラカ0.2%
はつき0.1%
0.1%
はる0.1%
ミヤウ0.1%
メイ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おじいさんは、くちではそういっても、けると、れるまで、息子むすこうえあんじていました。
夜の進軍らっぱ (新字新仮名) / 小川未明(著)
るもらぬも、うわさはな放題ほうだい、かぎのおせんならでは、けぬ煩悩ぼんのう
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
そして、母親ははおやかえりがおそいと、ばこなかから、あかるみのあるほういて、しきりとなくのでした。
どこかに生きながら (新字新仮名) / 小川未明(著)
いやだ厭だ厭だ、たまらない……」と彼は身震いして両耳をおおった。それ故彼は、めったな事には人に自分の姓名をあかしたがらず、
鬼涙村 (新字新仮名) / 牧野信一(著)
私がこの奇異な世界に生れ出たことについては、そしてこの世界の中にあって今日まで生命を続けて来たことについては、私はあきらかに知っている。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
彼の簡潔主義は一面このような節制を伴っていたのであり、これが彼を奇矯ききょうさや、奇矯さから来る退屈さから防いでいたことはあきらかだ。
チェーホフの短篇に就いて (新字新仮名) / 神西清(著)
おれのく手には二人ふたりの男が、静に竹箒たかぼうきを動かしながら、路上にあかるく散り乱れた篠懸すずかけの落葉を掃いてゐる。
東洋の秋 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「あら八っちゃんどうしたんです。口をあけて御覧ごらんなさい。口をですよ。こっちを、あかるい方を向いて……ああ碁石を呑んだじゃないの」
碁石を呑んだ八っちゃん (新字新仮名) / 有島武郎(著)
当時『新小説』の編輯主任は後藤宙外ごとうちゅうがい氏であったかあるいは鈴木三重吉すずきみえきち氏であったかあきらかに記憶していない。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
存在の前に当為があるなどいって、いわゆる実践理性の立場から道徳の形式があきらかにせられたとしても、真の実践は単に形式的に定まるのではない。
デカルト哲学について (新字新仮名) / 西田幾多郎(著)
朝鮮え渡海に釜山浦の湊其間十八里。夜に到れば彼國にてあかりす民家の燈たしかに見ゆるなりと渡海せし船人ども茗談めいだんす(伯耆民談)。
他計甚麽(竹島)雑誌 (旧字旧仮名) / 松浦武四郎(著)
其間そのまに属した小さな控室に一鵬斎ほうさいの美人絵が薄あかりてらされて二枚かゝつて居るのも好い取合とりあはせである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
けれど、盗賊ならば、およそ人態にんていと所持品の多寡たかを一見して知るめいは持っているはずである。自分を害して、なんの所得があるか。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
娘の室子のことについては、今更婿養子むこようしをとっても、家業が家業なり、室子の性質なりで、うまくは行くまいとのめいだけは両親に在った。
(新字新仮名) / 岡本かの子(著)
此処は当時みんや朝鮮や南海との公然または秘密の交通貿易の要衝で大富有の地であった泉州堺の、町外れというのでは無いが物静かなところである。
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
五兵衛の食膳へのせる梅干の壺はみんの高価な焼物だということであった。大きなツブの揃った何十年も経たかと思われる梅干がまだ六ツ残っていた。
それもあかつきの南京路の光景から、あけをうけた繁華はんかな時間の光景から、やがて陽は西にかたむき夜のとばりが降りて
見えざる敵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
かへこと出來できるで御座ござんしやうかとてひかけるに、年季ねんあけるといつて何處どこかへ料簡れうけん
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あくたまふに、千葉ちば御恩ごをんのあたゝかく、くち數々かず/\のおれいはねども
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
十月中旬には珍らしいといわれるほど夜の間に雪が四、五寸も積って、あくる一日は吹雪に暮れ、それがれると絶好の登山日和となった。
尾瀬雑談 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
我欲がよく目當めあてがあきらかにえねばわらひかけたくちもとまでむすんでせる現金げんきん樣子やうすまで
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ふりあきからこぼれる長襦袢ながじゅばんが梓の手にちらちらとからむばかり、さっとする留南木とめきかおり
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
で、上流の福島や寝覚ねざめとこ探勝の予定も中止すると、どうでもみょう十三日の朝には此処ここを立たねばならなくなった。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
みょう六月二十二日、衣笠きぬがさなる北山殿へ、蛍狩りの御遊ぎょゆうと、つとに御内定をみております。もとよりこれは、西園寺家から特に臨幸を仰いだもので」
種姓アカしが呪言としての威力発揮の一つの手段であつたのが、段々分化して種姓明しの口頭文章の内容が、歴史観念を邑々の人の心に栽ゑつける。
語部と叙事詩と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
アカるいところへ連れてきたら泣きやめた児だつた
行乞記:01 (一) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
はじめは物のかたちなどほの/″\見えておりまして、おうみのうみの水の色が晴れた日などにひとみにあこうつりましたのを今に覚えておりまするくらい。
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「なんやこう、眼エの前がぱッとあこうなったり、真黒けになったりして、あんたの顔こって牛みたいに大けな顔に見えた」
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
それ故ヤアさんからひやかされたのを、なまじ胡麻化ごまかすよりもあからさまに打明けてしまった方が、結句面倒でなくてよいと思ったのである。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
妻は言葉を切って夫の顔を見た。夫は妻の情なさそうな顔を見た。妻はあからさまの溜息を、夫は腹の中でひそかに溜息をついたのだった。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
いづれの家にても雪は家よりもたかきゆゑ、春をむかふる時にいたればこゝろよく日光ひのひかりを引んために、あかしをとる処のまどさへぎる雪を他処へ取除とりのくるなり。
「どつこい待つた。俺はお上の御用を聞いて居る平次といふ者だが、お前さんには徳藏稻荷の仁三郎殺しの疑ひがかゝつて居る。變なことをしちやかへつて爲にならねえ、默つて主人に取次いで、どうして鈴を集めたか、仔細を話してあかしを立てなきア、何んな事になるか判らないぜ」
イツぱし白みかゝつて來た東は、更にほの暗いれの寂けさに返つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
イツぱし白みかゝつて來た東は、更にほの暗いれの寂けさに返つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
祖父ぢい樣は被蔽おつかぶせて、「それなら、もう止せ、止せ! 幾ら捕へて來たツて、螢といふ奴は、露を吸ツてきてゐる蟲だから、あすの朝日が出ると、みんな消えてしまうのだ。」
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
父親は太郎からそれを聞いて、「他よりあらわれなば、この家をもたやされん、みおやため子孫のちの為には、不孝の子一人おしからじ、あすは訴えでよ」と云って大宮司だいぐじもとへ訴えさした。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
出雲国造神賀詞の「白玉の大御白髪まし、赤玉のみあからびまし、青玉のみづえの玉のゆきあひに、アキつ御神と大八島国しろしめす……」など言ふ譬喩を含んだものなのである。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
真男鹿マヲシカの肩焼くウラに うらどひて、事アキらめし神代をぞ 思ふ※
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
この点に於て、思想と内容との区別がアキラカになつて来る。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
仮名が二つに分れると同時にこれを用いる語も二つに分れて、「伎」「企」「枳」などを用いて「紀」「奇」などを用いない語「ユキ」「キミ」「昨日キノフ」「アキラカ」などと、「紀」「奇」などを用いて「伎」「企」「枳」などを用いない語「ツキ」「キリ」「ツキ」などとの二つに分れるのであります。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
「さアさア、折角起きたんだから……」なほもそんな声が響いたが、もう彼にはそれが誰の声だかはつきり解らない程だつた。彼は、ウト/\する心持から引戻されたのを口惜しがつて、
眠い一日 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「何云つてんのさ、用なんてありもしない癖にして。あゝ、それからね、一寸教へて戴きたいのよ。翻訳の宿題があつてね、少し解らないところがあるの。お父さんに訊いたら、お父さんにもはつきりしないから、あなたに訊いて御覧ておつしやつたの。それがね……一寸待つて頂戴。」繁代はフラ/\と立ちあがつて伊達巻を締め直した。
眠い一日 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
夏八月の海のこととて、水も穩であり、殊にそんな湖水のやうな入江であつたので釣り糸の下の海草の搖ぐさままでもつきりとよく見えるのである。
雪をんな(二) (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
□平塚はる氏は四ツ谷南伊賀町四一にお越しになりました。
ミヤウ未刻ヒツジ(午後二時)
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
成敗セイハイ利鈍リドンニイタリテハ、臣ガメイノヨク及ブトコロニ非ザル也。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)