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明
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あから
ふりがな文庫
“
明
(
あから
)” の例文
人の形が、そうした霧の
裡
(
なか
)
に薄いと、
可怪
(
あやし
)
や、
掠
(
かす
)
れて、
明
(
あから
)
さまには見えない
筈
(
はず
)
の、
扱
(
しご
)
いて
搦
(
から
)
めた
縺
(
もつ
)
れ糸の、蜘蛛の
囲
(
い
)
の
幻影
(
まぼろし
)
が、幻影が。
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
芸妓
(
げいぎ
)
はお
世辞
(
せじ
)
を
売品
(
ばいひん
)
とし、
彼方此方
(
あなたこなた
)
に振りまき、
柔
(
やさ
)
しいことをいうて、その
報酬
(
ほうしゅう
)
にポチを
貰
(
もら
)
おうとするが、彼らは
明
(
あから
)
さまにこれをその職業に表していることゆえ、さらに驚くに足りません。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
それ故
矢
(
ヤア
)
さんからひやかされたのを、なまじ
胡麻化
(
ごまか
)
すよりも
明
(
あから
)
さまに打明けてしまった方が、結句面倒でなくてよいと思ったのである。
矢
(
ヤア
)
さんは内心むっとしたらしいのを笑いにまぎらせて
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
妻は
明
(
あから
)
さまの溜息を、夫は腹の中で
私
(
ひそ
)
かに溜息をついたのだった。
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
“明”の解説
歴史学/東洋史中国
明(みん)は、中国の王朝である。1368年から1644年まで存在し、明朝あるいは大明とも号した。朱元璋が元を北へ逐って建国し、李自成軍による滅亡の後には、清が李自成政権(順)と明の再建を目指す南明政権を制圧して中国大陸を支配した。
(出典:Wikipedia)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
“明”を含む語句
明日
分明
明瞭
明朝
明白
黎明
光明
明星
薄明
灯明
説明
燈明
松明
明々
無明
打明
判明
鮮明
清明
明後日
...