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搦
ふりがな文庫
“搦”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
から
95.5%
がら
1.4%
からま
0.9%
か
0.5%
かじ
0.5%
かす
0.5%
がらめ
0.5%
カラ
0.5%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
から
(逆引き)
慎太郎は看護婦の手から、水に
浸
(
ひた
)
した筆を受け取って、二三度母の口をしめした。母は筆に舌を
搦
(
から
)
んで、乏しい水を吸うようにした。
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
搦(から)の例文をもっと
(50作品+)
見る
がら
(逆引き)
一人の武士が四筋の鎖で、がんじ
搦
(
がら
)
みに
搦
(
から
)
められていた。畳の上に転がっていた。それを五人の異形の男女が、真ん中にして
囲繞
(
とりま
)
いていた。
銅銭会事変
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
搦(がら)の例文をもっと
(3作品)
見る
からま
(逆引き)
出てみると、そこから三百メートルと
距
(
へだ
)
っていないところに「
狼
(
ウルフ
)
」の乗っていた牛乳自動車が車輪に
釘
(
くぎ
)
の出ている
鎖
(
くさり
)
を
搦
(
からま
)
せ水田の中に頭部を突入して動かなくなっていた。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
搦(からま)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
か
(逆引き)
空の
蒼々
(
あおあお
)
したのが、
四辺
(
あたり
)
の
樹立
(
こだち
)
のまばらなのに透いて、
瑠璃色
(
るりいろ
)
の朝顔の、
梢
(
こずえ
)
に
搦
(
か
)
らんで朝から咲き残った趣に見ゆるさえ、どうやら澄み切った夜のよう。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
搦(か)の例文をもっと
(1作品)
見る
かじ
(逆引き)
皆
(
みんな
)
に見つかると悪いから乃公は自分の室へ駆け上がった。三時までは戸棚の中にでも
匿
(
かく
)
れようかと考えていたら、お島が入って来た。乃公は
突然
(
いきなり
)
搦
(
かじ
)
り付いた。
婦人
(
おんな
)
と喧嘩する時には
髪
(
け
)
を引張るに限る。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
搦(かじ)の例文をもっと
(1作品)
見る
かす
(逆引き)
袴広太郎とかいう
小童
(
こわっぱ
)
に、
搦
(
かす
)
め取られたお前ではないか、もしその筋へ突き出されてみろ。島原の残党キリシタンとして、
否応
(
いやおう
)
なしに火あぶりだ。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
搦(かす)の例文をもっと
(1作品)
見る
がらめ
(逆引き)
混血児チャアリイを相手に、上になり下になりと
組合
(
くみあ
)
っていた龍介は、
更
(
さら
)
に三人の怪紳士のために押えつけられて、
麻酔
(
ますい
)
剤を嗅がされてついにがん字
搦
(
がらめ
)
に縛られたままこんこんと眠ってしまった。
骸骨島の大冒険
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
搦(がらめ)の例文をもっと
(1作品)
見る
カラ
(逆引き)
諸手
(
モロテ
)
ヨリ
搦
(
カラ
)
メ捕ツテ進上サレ候分、一万二千二百五十余ト記スルノ由ナリ。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
搦(カラ)の例文をもっと
(1作品)
見る
搦
漢検1級
部首:⼿
13画
“搦”を含む語句
雁字搦
引搦
足搦
袖搦
搦手
搦手門
横搦
搦捕
這搦
追手搦手
足手搦
薦縄搦
縄搦
根搦
搦附
加諾搦斯
搦手曲輪
搦手図
搦手之口
搐搦
...
“搦”のふりがなが多い著者
泉鏡花
木暮理太郎
吉川英治
泉鏡太郎
海野十三
南方熊楠
佐々木味津三
モーリス・ルヴェル
国枝史郎
三遊亭円朝