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否応
ふりがな文庫
“否応”のいろいろな読み方と例文
旧字:
否應
読み方
割合
いやおう
98.1%
いなおう
1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いやおう
(逆引き)
否応
(
いやおう
)
いわさずに彼を寺中へ引き入れて、西廊の薄暗い一室へ連れ込むと、そこには麗卿が待ち受けていて、これも男の無情を責めた。
世界怪談名作集:18 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
瞿佑
(著)
彼はその渇望に、幼年時代からすでにさいなまれていて、他人にもそれを求め、
否応
(
いやおう
)
なしにそれを他人へも押しつけようとしていた。
ジャン・クリストフ:04 第二巻 朝
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
否応(いやおう)の例文をもっと
(50作品+)
見る
いなおう
(逆引き)
あの男の頸がその
中央
(
まんなか
)
辺に落ちれば、
否応
(
いなおう
)
なくちょうど
絞索
(
こうさく
)
のような形が、そこに出来上がってしまうでしょう。
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
それが自らの身の上に及んで来て、共犯者だと云はれて、
否応
(
いなおう
)
なしに令状を執行されて、極重悪人の罪名を附せられた。呆気ないと云はうか、夢の如しと云はうか、馬鹿々々しいと云はうか。
逆徒
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
否応(いなおう)の例文をもっと
(2作品)
見る
“否応”の意味
《名詞》
拒否と容認。否(いな)むことと応じること。
(出典:Wiktionary)
否
常用漢字
小6
部首:⼝
7画
応
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
“否”で始まる語句
否
否々
否定
否應
否認
否諾
否縁
否乎
否唯
否早
“否応”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
佐々木邦
三遊亭円朝
谷崎潤一郎
ロマン・ロラン
夏目漱石
近松秋江
徳田秋声
壺井栄
谷譲次