“否”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いな50.9%
いや25.4%
いいえ3.7%
2.7%
いゝえ2.4%
ノー2.3%
いえ2.1%
いい1.1%
ノウ0.8%
あらず0.6%
(他:49)8.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“否”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸37.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語12.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その優秀な頭脳は各学会に、さまざまのすばらしい研究問題をあたえて、日本いな世界の科学界を面目一新させようとしている。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その斬口きりくちあざやかさ! 心得ある人より見れば、斬口でその斬った人の手腕がわかる、いな、手腕のみではない
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と云いやあ、むこうでもいやとは云われんです。そこでわたしが、御政おまささんだって、あんなに苦労してやっている。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いやも應もありません。平次とガラツ八は長兵衞を引立てて源助町まで飛びました。今度こそは一擧に事件の謎が解けさうです。
いいえ、僕は真実ほんと左様そう思います、何故なぜ彼女がおしょうさんと同じ人で無かったかと思います。」
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
いいえわたくしは『中の部屋』のお戸棚とだな衣類きものを入れさして頂ければお結構で御座ございます」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「花ちやん、一つ松島君を操縦するの余力を以て」と河鰭の言ふを「そんな、おなぶりなさるなら、や」とツンとスネる、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
こゝろみてそのはなは馬鹿気ばかげきつたる事をみとめたれば全然ぜん/\之を放棄はうきせり
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
いゝえ貴方あなた一人で見なくちや可けないの。』と言ひながら、富江は何やら袂から出して掌に忍ばせて昌作に渡す。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
いゝえこゝろざしです……病人びやうにんゆめてくれますでせう。……もし、恐入おそれいりますが、」
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ノーと先ず一語を下して置きます。諸君にしてもし僕の不思議なる願というのを聴いてくれるならはなしましょう」
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「マドリッド市中へ現われたところのバルビュー氏の亡霊は……」「ノー!」と博士は苦笑しながら記者の愚問を遮った。
物凄き人喰い花の怪 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
いえ。』とお利代は何氣ない顏をしてゐる。『あら、何處へ行つてらしつたんですか? おぐしに木の葉が附いて。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
いえ。』とお利代は何気ない顔をしてゐる。『アラ、何処へ行つてらしつたんですか? おぐしに木の葉が附いて。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
段々の御親切有りがとうは御座りまするがわたくし身の上話しは申し上ませぬ、いいや申さぬではござりませぬが申されぬつらさを察し下され
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「実は妙なことなんですの、兄の遺骨が誰かに盗まれたらしいのでございます。いいえ、盗まれたらしいと云うよりもすりかえられたのではないかと思われるんですの」
情鬼 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
「考へるまではなからう。親友と思うてをるなら、をる、さうなけりや、ないと言ふまででイエスノウかの一つじや」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
彼は、自分の蔵している兇漢の映像に絶大な自信を有っているとみえて、次ぎつぎに眼の前に立つ容疑者に、ちらと鋭い一瞥を呉れた丈けで、ノウの意味で続けざまに手を振っていた。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
昨日きのふより去年こぞよりれしより、あらず前世さきのよより
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
時に太祖がえんぜずして、あらずは講官の偏説なり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
はゝちゝとも高尚かうしやう感情かんじやう吸込すひこまれたかたですが、實際じつさい生活せいくわつるやいなや
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
惟うに、恩人隈公、及その他の諸君は、余が説をるるやいなや(拍手、大喝采)。
祝東京専門学校之開校 (新字新仮名) / 小野梓(著)
『ハツハハ。さ、わしが踊ろか。いいや、酔つた、すつかり酔つた。ハハ。神がこの世へ現はれて、か。ハツハハ。』と、坐つた儘で妙な手付。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
そして直ぐに、「いいや、まだ有るもの!」と、今しも机の上に置いた財布かみいれに目を遣つた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
いゝえ、てから、其上そのうへどく」かどくでないかをたしかめなくては』とひました
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
いゝえ、どんなのが海龜うみがめですかちつともぞんじません』とあいちやんがひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
されどもくその萌芽を出して立派に生長するとしからざるとは、単に手入れの行届くと行届かざるとにるなり。
家庭習慣の教えを論ず (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
しかし近衛の方から言へばややわれらを食客視したるかしからざれば部下の兵卒同様に師団の着広と共にわれらはその命のままになるものの如く思惟しいしたるなるべし。
従軍紀事 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
秦野屋はともともいわず、きせるをくわえて、帰って行くかごかきの影を見送っている。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と聞くならば、退きならぬ瀬戸際せとぎわまであらかじめ押して置いて、振り返ってから、臨機応変に難関を切り抜けて行くつもりの計画だから、一刻も早く大森へ行ってしまえば済む。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
また、もしかして、誰かゞミス・エアを尋ねてはゐなかつたかと給仕にいたけれど、答はノオといふのだつた。
おっと、ド・メッスに諫言を差し挟む隙も与えず、「ノオノオ」と彼女は叫んだ。
確然たる証拠によって明瞭にウイとかノンとかいってもらいたいのである。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「私は実際彼を愛したか? ノン。いやもっと正しくいえば、私は彼の私に対する愛を愛したのである。けれども私は愛において不実であることができないので、自分でも彼を愛してるように感じていた。」
唯だ姫が側なる人をベルナルドオならんと疑ひしとき、我心のさわがしかりしは、ねたみなるかあらざるか、そはわが考へ定めざるところなりき。
岸には岩窟多くして、水に浸されたるとあらざるとあり。
いゝやわることをしたおぼえもないから、那樣そんな氣遣きづかひちつともい。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そして直ぐに、『いゝや、まだ有るもの!』と、今しも机の上に置いた財布に目を遣つた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
ナントお前樣、此地方ここらではハア、今の村長樣の嬶樣でせえ、箪笥が唯三竿——、うんにや全體みんなで三竿でその中の一竿はハア、古い長持だつけがなッす。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
ナントお前様、此地方ここらではハア、今の村長様の嬶様かかあさまでせえ、箪笥がたつた三竿みさを——、うんにや全体みんなで三竿でその中の一竿はハア、古い長持だつけがなツす。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
千七百七十年代、亜米利加騒乱ノ時ニ、亜人ハ自由ノ為メニ戦フト云ヒ、我ニ自由ヲ与フルしからザレバ死ヲ与ヘヨト唱ヘシモ、英国ノ暴政ニ苦シムノ余、民ヲ塗炭とたんニ救ヒ、一国ヲ不覊独立ノ自由ニセント死ヲ以テ誓ヒシコトナリ。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
然ル後気局ききょく見解自然ニ濶大かつだいス、良友ノ琢磨たくまハ自然ニ精進せいしんス。しからザレバ鳥啼ちょうてい虫吟ちゅうぎん沾沾ちょうちょうトシテみずかラ喜ビ佳処かしょアリトイヘドモ辺幅へんぷく固已もとヨリ狭シ。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
しからざるものは英独名を取ること鉱物字彙の如くすべしや否や、此には商量の余地がある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
しからざるものは死学問である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「僕はとうてい、あの倍音が鐘だけで証明出来ようとは思わんがね。それより手近な問題は、鎧通しを伸子が握らされたかどうか——にあると思うのだ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それであのおハガキを頂いてから、従兄は「其看板が直ったかどうか、きっと見に通るに違いない。通れば並みの人と視線のやり場がちがう」と申しまして、注意を怠らなかったそうです。
青バスの女 (新字新仮名) / 辰野九紫(著)
この寄宿舎は食事だけは藩命の者とらざる者とを問わず、藩より支給せられて、多くは賄方が請負で仕出をしていたが、あるいは小使をして拵えさせた時もあった。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
驚きに驚かされし静緒は何事ともわきまへねど、すいすべきほどには推して、事の秘密なるを思へば、まらうどの顔色のさしも常ならず変りて可悩なやましげなるを、問出でんもよしあしやをはかりかねて、唯可慎つつましう引添ひて行くのみなりしが、漸く庭口に来にける時、
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
すなわち亮をして応文の果して帝なるやあらぬやを探らしめたもう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
如何にか成らなければいけない。
無題 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
む! ナニ。何でもないよ。」と言っていると、階下したから、
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
む!」と頭振かぶりを掉った。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
うむ、お前は蚊帳の中で見とるさかい、青う見えたのや、西瓜はちやんと此所にあるぞ。」と語尾に力を入れて言訳した。
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
林「出てくもかねえもらねえ、えやならえやで訳は分ってる、突然えきなり頭部あたまにやして、本当に呆れてしまう、何だってったよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
林「いかんたってわしにはられませんよ、旦那様、頭へけず出来でけました、こんなににやして何うにも斯うにも、其様そんな薄穢い田舎者えなかものえやだよッて、突然いきなり烟管で殴しました」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)