“孰”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いず45.1%
いづ24.9%
いずれ5.8%
いづれ5.8%
5.8%
どち2.9%
どつち2.9%
たれ2.3%
どれ1.7%
どっち1.2%
(他:3)1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“孰”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション58.8%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本52.9%
歴史 > 伝記 > 個人伝記4.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
いずれにしても今日となっては、最早もはや此名はどの山にてられたものか、少しも知ることを得ないのは是非もない。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
各部隊の長は皆勝頼の一門であるが、揃っていずれも勝れた大将でもなく、この戦い敗れた後は命全うして信州へ逃げ帰った。
長篠合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
藐然ばくぜんとして流俗の毀譽に關せず、優游自適其の好む所に從ふ、樂は即ち樂なりと雖も、蟪蛄草露に終るといづれぞや。
人生終に奈何 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
おつぎが十七といふ年齡としいていづれも今更いまさらのやうに注意ちうい惹起ひきおこしたのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
もっともいずれにせい、わしが思うたほどの事件ことでない、とだけは了解したのじゃけれども、医学士などは、出たら目じゃろう。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いずれも公使一個のかんがえにして決して本国政府の命令めいれいに出でたるものと見るべからず。
さうしていづれが多くあはれむべきであるかと謂へば、間の無念はそもそもどんなぢやらうか、なあ、僕はそれを思ふんです。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
實際主義といひ、極實主義といひ、自然主義といふ、その言葉はおなじからずといへども、いづれか沒理想ならざる。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
氏はこの二つのほかに今一つ博士の肩書を嫌つたが、実をいふと、この三つのうちで、れが一番無益物やくざものであるかが問題であるに過ぎない。
一つは、あたくしが四年あなたが二年のとき、もう一つは、それから一年経った先達っての話ね。そしてっちにも、あなたとあたくしの、頭文字が刻んである。
方子と末起 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
どちらかと云えば、小心な信一郎は、多くの先客を押し分けて、夫人の傍近くすわることが、可なり心苦しかった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
どちらかと云へば、小心な信一郎は、多くの先客を押し分けて、夫人の傍近く坐ることが、可なり心苦しかつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
田舎の隠居の方は、それにかけては気楽だけれど、お爺いさんは世話がやけて為方しかたがないでせう。だからどつちも駄目さ。
或売笑婦の話 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
そこは晴代も遊びに行つたことのある芸者屋だつたが、そこで始まる遊び事は、どつちかといへば素人の加はつてはならない半商売人筋のものであつた。
のらもの (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
季康子政を孔子に問う。孔子こたえて曰く、政とは正なり、子ひきいて正しければたれえて正しからざらん。(顔淵、一七)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
嗚呼ああ、老先生、たれか好学生を愛せざらん、好学生、たれか老先生を慕わざらん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
大「何うか御在府中御遠慮なくおいで下されば、清左衞門は如何いかばかりの悦びか知れません、芸者はどれがお気に入りました」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
どれ土器色かはらけいろ法衣ころもに、くろいろ袈裟けさかけた、あだか空摸様そらもやうのやうなのが
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
阿母おっかさんとおばさんと、どっちが好き?」お島は言ってみたが、子供には何の感じもないらしかった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
これが本葬で、香奠はどっちにしても公に下るのが十五円と、こう云う規則なんでござえんして……
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
わたくしは未だ北条氏の系譜を見ぬから、彦と惟長といづれか長、孰幼なるを知らない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それでどちらも大きな形を横へましたが、其うちでも青い瓜は一層大きく丈夫相でありました。
白瓜と青瓜 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
どちらも他の西瓜や甜瓜のやうに甘い味を持つてなまの儘稱美されるものではありません。
白瓜と青瓜 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
たちふとかならどツちかさきの事をく。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)