“先”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
38.4%
さき25.4%
せん18.6%
5.8%
まず3.8%
さきだ2.9%
まづ2.6%
さきん0.4%
さっ0.4%
さい0.3%
(他:18)1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“先”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸82.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)21.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語18.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
河水かはみづるゝこと八分目はちぶんめ用意よういをはればたゞちにはしりて
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
伴「これは/\御苦労さま、手前方はう云う商売柄店も散らかっておりますから、此方こちらへお通り下さいまし」
小栗風葉をぐりふうえふの会員のうちから出たので、たくに来たのは泉鏡花いづみきやうくわさきですが
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そこで山姥やまうばうらはたけへ行って、いもがらをって、手のさきにぐるぐるきつけました。
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そればかりでは濟まなかつた。車掌が無効に歸したせんの乘換切符を其儘持つて行かうとすると、貴婦人は執念くも呼び止めて、
我が最近の興味 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
あざなは、景濂けいれんそのせん金華きんか潜渓せんけいの人なるを以て潜渓せんけいごうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そしてやっぱり一人息子にぞっこんな主人逸作への良き見舞品となる息子の手紙は、いつも彼女は自分がきに破るのだった。
かの女の朝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ずんずんきへってるきされましたので、わたくしだまってそのあといてまいりますと
――御話もいろいろ有之候えども、今日は之にて御免を願い上げ候。福子へも宜敷よろしく御伝え下されたく候。まずは、あらあら。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
まずの綱をいて市郎を抱えおこすと、彼も所々しょしょに負傷して、脈は既にとまっていた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
次で此年丙申にさきだつこと二十年文化丙子に、京水の養父錦橋きんけうが歿した時、わたくしは再び其子京水の事を語つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
文献時代の誤写か、其にさきだつ伝承時代の聞き違へ、聯想の錯誤かとも思はれるが、古典研究に大切な準拠をなくする事になる。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
それは唯今詳しい事は申し上げてゐる暇もございませんが、主な話を御耳に入れますと、大体まづかやうな次第なのでございます。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
をしへいはく、なんぢまづまたゝきせざることをまなんでしかのち可言射しやをいふべし
術三則 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
事物の根本的性質をきわめんとするにさきんじその外形より判断を下してみずから皮相的心理状態に満足せんとする事なり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
島野は多磨太がさきんじたりと聞くより、胸の内安からず、あたふた床几しょうぎを離れて立ったが、いざとなると、さて容易な処ではない。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「つまりね。さっき云った六つの解釈の内第三と第六とが当っているんだ。云い換えると書生の牧田と賊とが同一人物だったのさ」
黒手組 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
すると、たちまち、もうさっきから、街の隅々から彼の挙動をうかがっていた車夫の群が、殺到して来た。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
さいつ頃、尾張の頼盛が家人けにんの弥兵衛宗清という侍が、美濃路で捕えてきた可憐いじらしい和子がありましたの」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「拙僧は三宝院ノ僧正賢俊と申すものですが、ついさいつ頃までは、院のおそば近う仕えたてまつっていた中納言日野の資明すけあきにおざりまする」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何が故であるか、そのおそい時刻はさっきのかの女をおそうた幻影の内にもう一度かの女を引き摺り込むのであった。
香爐を盗む (新字新仮名) / 室生犀星(著)
こう云って光子はにや/\笑って居る。成る程そう云われて見れば、さっきは確かに動いて居たあの蛇が、今はじっととぐろを巻いて少しも姿勢を崩さない。
少年 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
郎女は唯、サキの日見た、万法蔵院のユフベの幻を、筆に追うて居るばかりである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
郎女は唯、サキの日見た、萬法藏院のユフベの幻を、筆に追うて居るばかりである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
「もう少しさつきでした。貴君あなたは大相お早かつたぢやありませんか、丁度ございましたこと。さうして間の容体はどんなですね」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
さつきに湯殿でちよつつたが、男の客だよ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
もと郵便局員いうびんきよくゐんは、さも狡猾ずるさうにほそめてふ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
もと郵便局員ゆうびんきょくいんは、さも狡猾ずるそうにほそめてう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
しかし、――その噂なるものも、どのていど信じていいかは分らない。あとつき、佐渡から帰った商人あきんどや羽黒の山伏らが、寺泊てらどまりの或る一僧に、そっと話したことだとある。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「だからさつきからあたまげてゐるんです」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
時々、此の青っぽい白眼も奇麗に見える事があるけれ共、此頃の様なまとまらない様子をして居ると、眼ばっかりが生きて居る様な――何だかぐ物にでも飛び掛りそうに見える。
秋毛 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
、先生、姉さんは、何にも御存じじゃございません、それは、お目違いでございまして、」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
、先生が逢っても可いって、嬉しいねえ!」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
此處ここらのうまだつてろえ、博勞節ばくらうぶしかどつあきでやつたつくれえまやなか畜生ちきしやう身體からだゆさぶつて大騷おほさわぎだな」かれひとりで酒席しゆせきにぎはした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
卅年も昔、――天平八年厳命が降つて、何事も命令のはか/″\しく行はれぬのは、朝臣テウシンサキダつて行はぬからである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
イクサヲ出シテ未ダタズ 身マズ死ス
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伊耶那美命イザナミノミコトマヅ阿那迩夜志アナニヤシ愛袁登古エヲトコヲトノリタマヒ、ノチニ伊耶那岐命イザナキノミコト
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)