“心根”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こころね61.8%
こゝろね29.4%
しんこん8.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牛女うしおんなが、こうもりになってきて、子供こどもうえまもるんだ。」と、そのやさしい、じょうふかい、心根こころねあわれにおもったのであります。
牛女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
結局けつきよく麻雀界マアジヤンかいから抹殺まつさつされるにいたつたなどははなは殷鑑ゐんかんとほからざるものとして、その心根こゝろねあはれさ、ぼくへてにくにさへならない。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
その慕わしいものの心根しんこんをさぐってみると、高綱もまたいつとはなく世上で耳にしていたところの親鸞という名であった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)