“心”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こころ38.6%
しん36.1%
こゝろ14.7%
むね2.2%
シン2.0%
ごころ1.8%
ごゝろ1.1%
こヽろ0.4%
ハアト0.4%
ハート0.4%
(他:17)2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“心”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)33.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語8.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌3.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
人々ひとびとこころせよ、それはなんじらを衆議所しゅうぎしょわたし、会堂かいどうにてむちうたん。
斜陽 (新字新仮名) / 太宰治(著)
しかういふものか此時このときばかり、わたしこころめう其方そつち引付ひきつけられた。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
かれるものはこれも一しんはひ始末しまつをしてるおつぎのほかにはなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
日想観において観じ得た如来の姿を描くとすれば、西方海中に没しようとする懸鼓の如き日輪を、しんにして写し出す外はない。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
たゞいそぎにいそがれて、こゝにこゝろなき主從しうじうよりも、御機嫌ごきげんようとかどつて
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
しなれまではあかるいそとようとおもふにはあまりにこゝろうつしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
われはむねの跳るを覺えて、そと人々に遠ざかり、身を長きとばりの蔭に隱して、窓の外なる涼しき空氣を呼吸したり。
人々は遠距離にありてだにむねを負へるを、君は敵の陣地に入ることなれば、注意して自らまもり給へといふ。
日想觀において觀じ得た如來の姿を描くとすれば、西方海中に沒しようとする懸鼓の如き日輪を、シンにして寫し出す外はない。
山越しの弥陀 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
日想観において観じ得た如来の姿を描くとすれば、西方海中に没しようとする懸鼓の如き日輪を、シンにして写し出す外はない。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
この鉄道は乗客の待遇に最も注意を払っているというのをもって知られていたので、三等室でも決して乗りごころは悪くない。
深見夫人の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
まつらす電車でんしやかぜに、春着はるぎそで引合ひきあはごころ風情ふぜいなり。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それはおへだごゝろだとつてうらみますると、なにそんな水臭みづくさことはしない
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
良人をつとが居ないのだからと鏡子は不快ななげやりごゝろおこして立つた。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
れにりてゆかしがるは、ゆき後朝あしたすゑつむはな見參げんざんまへのこヽろなるべし
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
令孃ひめこヽろらず返事へんじをとめしが、このせまりたることばれまづかなしく
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
云ひ換へれば、智の働きに申分はなくとも、其処にはハアトの働きが余に欠け過ぎてゐると云ふより外はないのである。
最も自然に無邪気インノオセントなるべき諧調のうちに含まれるハアトを披瀝した宗教的気分が、かすかな指の狂いに乱さるる所が往々にしてあった。
恩人 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
然しかれハートは、慥かに左様さうだとかんずる勇気がなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
然し彼のハートは、慥かにそうだと感ずる勇気がなかった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何方いづちにけむ、思ひして惱みし我もうら解けぬ。
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
枕に就くと、今日位身體も心も急がしかつた事がない樣な氣がして、それでも何となく物足らぬ樣な、うら悲しい樣な、恍乎ぼうつとした疲心地つかれごゝちで、すぐうと/\と眠つて了た。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
そして暗く静かなそのころの堺筋さかいすじへ出て夜半と元朝がんちょうここちよく冷たい静寂の空気を味わうのであった。
小さなガラスを透して来る宝石のようなここちのする色の輝きです、宝石なども小さいから貴く好ましいのですが、石炭のように、ごろごろ道端みちばたころがっていれば鳥のふんと大した変りはないでしょう。
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
「それで、彼奴きゃつの下役が、紀州へ行かぬ内に、何か、贋者だという証拠品をこしらえておいて、使が行ったなら、それをつかませて戻してもらいたいが、の利いた、口の固い者を一人、二人——」
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
不審いぶかしさよのそここゝろは其人そのひとゆかしければなり、ようもなき庭歩行にはあるきにありし垣根かきねきは
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
はなあらしのおそろしきこゝろもらずおこらんにや、るさせたまへとてこひなればこそ忠義ちうぎきたへし
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
じんだから」と云つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「あは」彼女は感動の余り嗚咽おえつした。「妾の春雄が、ほんとうに……妾をすん配すると……云ったでしょうか……」
光の中に (新字新仮名) / 金史良(著)
河原から上がって、彼を追うと、お杉隠居も、もしお通が逃げるつもりではないかと狼狽あわてだしたように、すぐ後ろから駈け上がってゆく。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふたはあと」とか「はあとくずし」とか「新紋形二つはあと」とかいうような人情本臭い題名であって、シカモこの題名の上にふたどもえの紋を置くとか
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
上は則ち乾霊あまつかみの国を授けたまふうつくしびに答へ、下は則ち皇孫すめみまたゞしきを養ひたまひしみこゝろを弘めむ。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
るにしたがうて、𥶡りんこと/″\むしむなもとつらぬく。
術三則 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かれはポリネシアの古典学における、よきエピゴォネンだ。また思ふに、かれのエスプリはあたらしい!
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
ココロ」のコは「許」を書いて「古」は書かないというように、あらゆる「こ」を含んでいる語が「許」を書くか「古」を書くかの二つに分れている。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
ツヒ悠々ユウ/\タル行路コウロコヽロ——とやか!
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
牛利ゴリゴリの義なり。
卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)
沙邏はサーラの音譯だと、吾輩は信ずる、いづれにしても、其の贅澤の程が推察せらるゝ次第であるが、しかし、大唐天子の贅澤である、かゝる位のことは怪むに足らない、この大唐天子の帝師となり、灌頂國師となり、勅によりて、或は雨を祈り、或は雨を止め
大師の時代 (旧字旧仮名) / 榊亮三郎(著)