“御心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みこころ74.6%
みこゝろ8.5%
おこゝろ5.6%
おんこゝろ2.8%
おこころ2.8%
おんこころ2.8%
ごしん2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神職 いや布気田(ふげた)、(禰宜の名)払い清むるより前に、第一は神の御罰(ごばつ)、神罰じゃ。御神(おんかみ)の御心(みこころ)は、仕え奉る神(かん)ぬしがよく存じておる。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
神(かみ)が創造(さう/″\)の御心(みこゝろ)は人間(にんげん)を楽(たのし)ましめんとするにありて苦(くるし)ましめんとするにあらず。無為(むゐ)は天則(てんそく)なり、無精(ぶしやう)は神慮(しんりよ)に協(かな)へり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵、三文字屋金平(著)
赤心(まごゝろ)ばかりは誰(た)れ人(びと)にまれ劣(おと)ることかは、御心(おこゝろ)やすく思召(おぼしめ)せよ世(よ)にも勝(すぐ)れし聟君(むこぎみ)迎(むか)へ參(まゐ)らせて花々(はな/″\)しきおん身(み)にも今(いま)なり給(たま)はん
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
籠中(かごのなか)の人(ひと)聲(こゑ)を震(ふる)はし、「お人(ひと)の惡(わる)い、斯(かゝ)る難儀(なんぎ)を興(きよう)がりてなぶり給(たま)ふは何事(なにごと)ぞ。君(きみ)の御心(おんこゝろ)はいかならむ、實(まこと)に心細(こゝろぼそ)くなり候(さふらふ)」と年效(としがひ)もなく涙(なみだ)を流(なが)す、御傍(おそば)の面々(めん/\)も笑止(せうし)に思(おも)ひ
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
然も紙屑屋(かみくずや)とさもしき議論致されては意気な声も聞(きき)たくなく、印付(しるしつき)の花合(はなあわ)せ負(まけ)ても平気なるには寛容(おおよう)なる御心(おこころ)却(かえ)って迷惑、どうして此様(このよう)な雌(めす)を配偶(つれあい)にしたかと後悔するが天下半分の大切(おおぎり)
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
国家の元首として、堅実の向上心は、三十一文字に看取される。「浅緑り澄みわたりたる大空の広きをおのが心ともがな」。実に立派な御心(おんこころ)がけである。
謀叛論(草稿) (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
働き出し玉う御容貌(ごきりょう)は百三十二相(そう)も揃(そろ)い御声(おんこえ)は鶯(うぐいす)に美音錠(びおんじょう)飲ましたよりまだ清く、御心(ごしん)もじ広大無暗(むやみ)に拙者(せっしゃ)を可愛(かわゆ)がって下さる結構尽(づく)め故(ゆえ)堪忍ならずと
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)