“御容貌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごきりょう77.8%
ごきりやう11.1%
ごようばう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その御大家に一人のお嬢様がおありなすった……それはそれは、よい御容貌ごきりょうでな、すごいほどの美しさだ。そのお嬢様が、お年は十九の春……」
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
色白の上品なノツペリとした御容貌ごきりやうに加へて香水やらコスメチツクやら白粉おしろいやら有る程のおつくりをして、お扮装なりは羽二重づくめに金の時計、金の鎖、金の指環
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
いつはる曲者ゆゑとくと吟味に及び候おそれ乍ら右曲者の面體めんていきみ御容貌ごようばうによく申す樣に存じ奉るとぞ御答おんこたへ申上ければ將軍家にはふか其忠節そのちうせつを御感心遊ばされ忠右衞門宜くも申たりとて御譽おほめの御言葉を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)