“揃”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
そろ90.3%
ぞろ3.7%
そろい3.5%
そろひ1.3%
ぞろい0.4%
そろつ0.2%
そろへ0.2%
ソロ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“揃”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語8.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.0%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆1.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
馬は泡を吹いた口を咽喉のどりつけて、とがった耳を前に立てたが、いきなり前足をそろえてもろに飛び出した。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これはしくじったと垣根の下から見上げると、三羽共元の所にとまって上からくちばしそろえて吾輩の顔を見下している。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そうして同氏がさらに附け加えていうには、何んでも今度の出品は、日本の美術を代表するような傑作ぞろいを出品したい。
『度し難いたわけぞろいじゃ。——その馬鹿にもふたいろある。馬鹿に見える馬鹿と、馬鹿に見えない馬鹿と』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし自分の兄共はそろいも揃って芝居好で、家にいると不断仮色こわいろなどを使っているから、自分はこの仮色を通して役者を知っていた。
古渡唐桟こわたりとうざんの羽織をそろい為立したてさせて、一同にあたえたのもこの頃である。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
お花はいづれも木綿のそろひの中に、おのひといまはしき紀念かたみの絹物まとふを省みて、身を縮めてうつむけり、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
そろひ浴衣ゆかたをはじめとして、提灯ちやうちん張替はりかへをおください、へい、いたゞきにました。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
——もう一人、富豪——成金らしい大島ぞろいが、瓢箪をさげている。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小林は新調のぞろいの上に何にも着ていなかった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
今の大隈様おほくまさんだの、島田様だのつてエライ方々が、皆ンなそろつ御退おさがりになりましてネ、其時山木様も一所に役を御免おやめになつたのです、今まで何百ツて云ふい月給を頂いて居らつしやいましたのが
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
就而は此度歸省に付而は、是非亡父の思ひ煩ひ居候義を相解あひとき念願ねんぐわんに御座候而、元利相そろへ差上候こそ相當の譯に御座候得共、只今とても多人數の家内を相抱あひかゝへ居候上、全無高むたか之事に候へば、十分之義も不調とゝのは候に付、何卒右へん之處御憐察被成下度奉希候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
半世紀を経た位の木ぶりが、一様にソロつて見える。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)