“そろへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
揃衣33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そろへて申す樣なにとも恐入おそれいり候事ながら貴院きゐん先達せんだつて仰聞られ候には聖護院しやうごゐん宮樣の御配下ごはいかにて天一坊樣の御旅館りよくわんとばかり故庄藏御世話せわ申三郎兵衞の明店あきだな御用立差上候ひしに只今御玄關おげんくわん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
是非亡父の思ひ煩ひ居候義を相解あひとき念願ねんぐわんに御座候而、元利相そろへ差上候こそ相當の譯に御座候得共、只今とても多人數の家内を相抱あひかゝへ居候上、全無高むたか之事に候へば、十分之義も不調とゝのは候に付
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
名代に遣せしのみと申立けるに越前殿とのさらば菊が姑女しうとを締殺せしと申事まをすことは何ぞ證據にてもある哉と糺問たづねられしに彌吉夫婦は言葉をそろへ外に證據とては御座なく候へども三年ごしわづらひ居候者が自身に首を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
赤い揃衣そろへを着た十人餘りの若い衆が、振舞酒にほんのり眼元を紅くして、昔し小學校の棟上の時に、棟木を曳いた人々のやうな扮裝で、牛車の綱を手にした。
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)