“然”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しか65.6%
16.3%
7.6%
3.0%
さう1.3%
ねん1.1%
しかれ0.7%
しかる0.7%
シカ0.7%
ぜん0.5%
(他:27)2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“然”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸100.0%
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション88.1%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本71.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
しかし、ぼく達は、向うの新聞に、オォバアワアクであると、批評されたほど、傍目わきめもふらずに練習を重ねるのでした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
なさけで、ゑず、こゞえず、しか安心あんしんして寢床ねどこはひることが出來できた。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
この女は滝の白糸なり。渠らの仲間は便宜上旅籠はたごを取らずして、小屋を家とせるものすくなからず。白糸もなり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
うですか。』と云つたが、フン、宅とは何だい、俺の前でかゝあぶらなくたつて、貴樣みたいな者に手をつけるもんか。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
旦那に逢ってう云いねえ、泥坊に奪られて誠に面目次第しでえもござえやせん、全く奪られたにちげえ有りやせんて、え
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
女房「おや/\うかえ、それじゃアね、亭主うちは居りませんが、總助そうすけさんに頼んで引取っておいでなさい」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かし、貴様、剛造の様な食慾無情の悪党に、あゝいふ令嬢むすめの生まれると云ふのは、理解すべからざることだよ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
かのみならず古文古歌の故事は往々浮華に流れて物理の思想に乏しく、言葉は優美にして其実は婬風にいっするもの多し。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
みのるが訪ねた時、丁度其人は家にゐた。さううしてみのるに面會してくれた。「あれは確に藝術品になつてゐます。いゝ作です。」
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)
とほりあるきながらもさうおもはれまいと微笑びせうしながらつたり、知人しりびとひでもすると、あをくなり
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
其処で余は主人の注意に従ひ、歌志内に廻はることにめて、次の汽車まで二時間以上を、三浦屋の二階で独りポツねんと待つこととなつた。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
私は其左寄りの棚の背後の帳場机の前に、棚の蔭に半身をかくすやうにしてぽつねんと坐つて居るのであつた。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
右四箇条相背あいそむき候わば、この一大事成就じょうじゅつかまつらず候。しかればこの度退散の大臆病者と同前たるべく候こと。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
しかれどもなほやすんぜず、ひそかに歎じて曰く宮本武蔵は※々ひひを退治せり。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
しかるにふと物音のたようであるから何心なく頭を上げると、自分から四五間離れたところに人がたって居たのである。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
故に女は男に比るにおろかにて、目前もくぜんなるしかるべきことをも知らず、又人の誹るべき事をも弁えず、我夫我子の災と成るべきことをも知らず、とがもなき人をうらみいか呪詛のろ
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
即、我が文化の悠遠なることは、天つのりとに於いても、シカ第何次かの変化の末を存してゐるものと思はれるのである。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此岡に 草刈る小子ワクゴシカな刈りそね。ありつゝも 君が来まさむ御馬草ミマクサにせむ――万葉巻七
幸運こううん悲運ひうんのけじめは勿論もちろんあるとしても、つ者がつにはかならず當ぜん由がある。
が、畢竟ひつけうそれもまた名人上手とかいふ風な古來の形しきが當ぜん作り出すかたとらはれた觀念くわんねんと見られぬ事もない。
すでに明治四十一年の春の暮、成人おとな握掌大にぎりこぶしほどの素晴しい雹が降った時もそうだった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
けど秋山少尉は考えておきますと、そういうだけで、何遍話をしてもうんといわない。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
しかしながら不死ふし代替だいたいもつて、自分じぶんなぐさむるとこと臆病おくびやうではなからうか。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
しかしここにはっきり云って置くことは、××を打ち壊せということではないのです。
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
この兄貴らしい心もちは、勿論一部は菊池の学殖がしからしめる所にも相違ない。
しからばすなわち我が輩の所業、その形は世情と相反するに似たりといえども、その実はともに天道の法則にしたがいて天賦の才力を用ゆるの外ならざれば、此彼しひかんごう相戻あいもとることなし。
中元祝酒の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そのひとり答へて曰ふ、我はアレッツオの者なりき、アールベロ・ダ・シエーナによりてわれ火にかゝるにいたれるなり、されど 一〇九―
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
されど告げよ、汝いかなる者なればかく憂き處におかれ又かゝる罰を受くるや、たとひほかに之より重き罰はありともかく厭はしき罰はあらじ 四六―四八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ぢやでふわい。これ、田舍〓ゐなかまはりの畫師ゑかきと、ものもらひと、どれだけの相違さうゐがある。はツ/\。」
画の裡 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「あ、じゃでの、」などと役人口調で、眼鏡の下に、一杯のしわを寄せて、髯の上をで下げ撫で下げ、滑稽おどけた話をして喜ばせる。その小父おじさんが、
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
処が又、る古代こがれでない人々から、近代風に謬られ相な、葬式の赤幡・青幡、降参のシラ幡がある。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
て世を経るほどに、歌は文盲なる者の手に落ち入りて、いよ/\狭く、心浅きものになりて、詩の人情・世態・雅俗にわたりて言ひ通るに、けおされむとさへするに到れり。
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
サン (グレゴリーを顧みて)うんうても、理分りぶんか?
れども地上ちじやう諸王しよわうより幸福かうふくつたのです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
不正直ふしやうぢきだ、れどもおれ其者そのものいたつて微々びゞたるもので、社會しやくわい必然ひつぜんあくの一分子ぶんしぎぬ
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「何にあの男だって唯の男サ」と真蔵は起上たちあがりながら「けれども関係かかりあわんが可い」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
我彼に、われ來れども止まらず、さはれ、かく汚るゝにいたれる汝は誰ぞ、答へていふ、見ずやわが泣く者なるを 三四―三六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
しかうしなやみける程にしににけり。
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そんな事をおつしやつちやアいけませんよ、どうかしつかりなさい。
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
美男の亭主は何時いつでも「アアウイアアウイ」と言つて莞爾にこ/\して居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
そこで、この最高幹部会で、取捨選択して、すっかり定員数の候補者を決めてしまって、その全体を、最後に、いっぱん一千万人の投票に問うのです。人々は、午前七時から午後七時までの間に出かけて行って、投票します。投票紙には、シイノウという二つの実に明白な文字が、印刷してあります。そのどっちかを消して、投票箱へ入れればいいのです。
踊る地平線:10 長靴の春 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
言ふまでもなく、「サフロ」から来た「そよ」「ソウよ」であること疑ひもないのだが、小唄・狂言には、大抵の場合、「よ」「うよ」「うよの」と言ふ風に、誰も解釈して来たらしい。
「さうや さかいに」 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
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