“何時”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いつ83.4%
なんどき10.6%
なんじ3.8%
いつも0.6%
いつし0.3%
イツ0.2%
いづ0.2%
えつ0.2%
いつう0.1%
いくじ0.1%
いつか0.1%
いつしか0.1%
いつで0.1%
なんとき0.1%
ゐつ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
當時の外交は一種特別の事情があるので、日本の朝廷が海外と交通する時に、其の使者の職を承はる者は何時いつでも支那若しくは朝鮮の歸化人である。
聖徳太子 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)
旗本は家人かじんだつて自分の首を何時いつ取られるかと思つて、ビクビクし乍ら一生を送つて居るやうなのは、隨分澤山ありさうぢやありませんか。
「ちっとやそっとでいてくれりゃいが、——何しろこう云う景気じゃ、いつ何時なんどきうちなんぞも、どんな事になるか知れないんだから、——」
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
文「フーム、この十四日に蟠龍軒が權三郎方へ来るとな、かたじけない、その大伴は十四日の何時なんどき頃来ますか、定めし御存じでしょうな」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「おじょうさん、もう何時なんじごろですか。」と、盲目めくらのおばあさんは、あそんでいるおんなたちにたずねました。
夕雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
もう何時なんじだろうとへやの中を見廻すと四隣はしんとしてただ聞えるものは柱時計と細君のいびきと遠方で下女の歯軋はぎしりをする音のみである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
二人は湯から上って、一局囲んだ後を煙草たばこにして、渋い煎茶せんちゃすすりながら、何時いつもの様にボツリボツリと世間話を取交していた。
二癈人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
或日あるひ自分は何時いつものように滑川なめりがわほとりまで散歩して、さて砂山に登ると、おもいの外
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
大友とおしょう何時いつしか寄添うて歩みながらも言葉一ツ交さないでいたが、川村の連中が遠く離れて森の彼方で声がする頃になると、
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
然し何時いつしか自分の挙動で箪笥の中に秘密のあることをすいし、帳簿を取りに寄こされたをさいわいに無理に開けたに相違ない。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
其が次第に、官人ツカサビトらしい姿にカハつて来ても、家庭の生活には、何時イツまでたつても、何処ドコか農家らしい様子が、残つて居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
右期日以後ハ何時イツ爆発スルヤモハカラレズ、ハナハダ危険ニツキ
一日いちにぢのうちの何時いづだがもわがらないで……
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
『だら何時いづ逢つたす?』
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「由ッ! そったらどこで、何時えつ迄何してるだ!」——家の中で、母親が怒鳴っている。
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
何時えつ。」
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
官員の口てッたッてチョックラチョイと有りゃアよし、無かろうもんならまた何時いつうかのようなつらい思いをしなくッちゃアならないやアネ……だからあたしが言わないこっちゃアないんだ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
だッて何時いつうかもお客様のいらッしゃる前で、『なべのお白粉しろいを施けたとこは全然まるで炭団たどんへ霜が降ッたようで御座います』ッて……あんまりじゃア有りませんか、ネー貴君
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
『しかし何時いくじでしょう。』
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
この刹那せつなに鏡子はお照から来た何時いつかの手紙にも榮が可愛くなつたとばかり書いてあつて、ついぞ晨の事の無かつたのと、自身が抱かうとするとりかへつて、
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
人々ひと/″\何時いつしかこのをとこ仙人せんにん一人ひとりにしてしま
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「だってそうじゃないかお前、今度の戦争いくさだって日本の軍人がえらいから何時いつでも勝つのじゃないか。軍人あっての日本だアね、私共は軍人が一番すきサ」
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
第五十四条 国務大臣及政府委員ハ何時なんときタリトモ各議院ニ出席シ及発言スルコトヲ
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
何時ゐつ また 會はれよう——もう、二三——
泡鳴五部作:01 発展 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)