泡鳴五部作ほうめいごぶさく01 発展01 はってん
麻布の我善坊にある田村と云ふ下宿屋で、二十年來物堅いので近所の信用を得てゐた主人が近頃病死して、その息子義雄の代になつた。 義雄は繼母の爲めに眞の父とも折合が惡いので、元から別に一家を構へてゐた。且、實行刹那主義の哲理を主張して段々文學界に …
作品に特徴的な語句
とツつ へい 何時ゐつ さげ おろ どう とつ 使つこ ちり たつ 執念しふね かさね ごく ひそ めえ まか とざ のぞ 水門みと けは ひそ 猪口ちよく 所天をつと 河童かつぱ 脊負しよ 母屋もや 遠出とほで 無精ぶしやう 異形いぎやう 見難みにく とこ かへ はじ 寛恕かに 年上としうへ ばち なん 絹天きぬてん つや 和聲くわせい 羽含はぐく ほか 土産みやげ 素足すあし うち ござ 諭鶴ゆづる ひや 透綾すきや ほか なが 中身なかみ 間借まが 革鞄かばん 煮燃にた 木實このみ 毛脛けずね 氣長きなが 水嵩みずかさ 最中もなか とき たま しめ 濕布しつぷ 散切ざんぎ 粒立つぶだ とう 甲聲かんごゑ 甲高かんだか 怪訝けげん 目界めかい 直鳴ぢかな まこと 知春ともはる 容易たやす 夜車よぐるま
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