“容易”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たやす58.9%
ようい26.3%
やさ2.2%
やす2.2%
やさし1.9%
ようゐ1.6%
たや1.1%
たやすく1.1%
ただ0.5%
やすやす0.5%
らく0.5%
タヤス0.3%
いとやす0.3%
おろか0.3%
たやすい0.3%
ばか0.3%
めった0.3%
0.3%
ようえ0.3%
わけ0.3%
わけな0.3%
わけなし0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マリクをして「彼が一度木の柱を金の柱なりと言ったとしたならば、彼は容易くその柱の黄金なることを論証する智弁を有している」
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
しかし容易なことでは、かれにうたがわれるから、あくまでおまえは子供らしく、いざとなったらかくかくのことをもうしのべろ……
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
是れはたしか黒澤翁麿あたりの工夫でありませうか、少數のむつかしい假名から教へて行くと云ふと、との容易しいのは自然に分ると云ふ方法があります。
仮名遣意見 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
「活動写真は何よりも容易くて人気のある見せ物だから、活動を見る程の人の大部分は一等戦争やなんかに係りがあるわけだわね」
兵士と女優 (新字新仮名) / 渡辺温オン・ワタナベ(著)
なぜって、いくら容易い字でも、こりゃ変だと思って疑ぐり出すと分らなくなる。この間も今日の字で大変迷った。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ロレ はれ、それは物怪不運の! 眞實重大容易ならぬ用向書面、それが等閑になったは、どのやうな一大事出來うもれぬ。
終に寐せざるもの真の寐か、此境に達するは人間の容易すく企つる能はざる所なり。
、わしにわざわざ云って来たため、田沼意次この地へ参り、諏訪侯お城に滞在のこと、容易わしに知られてしまった
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
よっぽど、御用心なさらぬといけません……。旦那様、それはもう容易ごとではございません
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
「敵は大勢、味方は二人、広場へ出てはいそうもない。きゃつらが地下道へ来るのを待って、容易討つに越したことはない」
ピイタア 今度はパトリックが財産を探す番だが、あの子はそう容易に手に入れることは出来まい、自分の地所も持っていないんだから。
世の中の歌よみが、こゝろを本とし、ことばを末だとして、容易く両者に軽重を定めて居るのは、今少し考へて見なければならぬと思ふ。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
容易い事、お見せしましょう」月子はの手を止めたが、膝を起こすと立ち上がった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
取戻して消光度無てははぬ金子故の爲には親をもひ後日に我が首をるゝ如きは容易と思ひ道ならぬ事みに參りしとに語りければ彼の男是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「君は結婚をめて容易事のように考えているが、そんなものじゃない」と口惜そうに云う。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「だから、子供を育てるのも、容易には出来ねえだ」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
「……『姿隠しの袋笠』と『鳥音聞こえの木笛』とは、王朝時代から有名な物じゃ。容易に捨ててゆくことは出来ぬ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
無尽蔵にいる兎や狐を狩り取ることもいと容易すければ、その肉をぶることも焼くことも大して手間は取らなかったが、私の目指す森林の奥まで持ち運ぶ方法に苦しんだ。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
檀家の機嫌気づまとるは容易なものじゃアないじゃて、だから折々は気晴しも無ければ成らん、気を晴さんでは毒じゃ、泊ってもえがじゃ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「いいともいいとも! 容易ないことだよ! 今すぐそちらへ行くからね。大体あのルロイ・ソレルの夫人というのはお前ばかりじゃない、私も昔から虫が好かんのだよ。顔は綺麗かも知れないが、高慢で高ぶって見識張っていて……」
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
それは容易い事だ。毎日一度大飯を喰って、日比谷の原(その頃はマダ公園でなかった)を早足で三遍も廻ればき肥る。それには牛肉で飯を喰うのが一番だ。
鴎外博士の追憶 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
馬「有難い、こりゃア旦那何うぞ大事にして、あはゝゝゝ旦那まア両方の手に釣りあげて、あれまたれました、これは不思議、容易に釣れるので、あゝ/\/\」