山路愛山（やまじあいざん）

1865.01.23 〜 1917.03.14

“山路愛山”に特徴的な語句

耳（のみ） 恰（あたか） 蓋（けだ） 頗（すこぶ） 活（い） 太（はなは） 勿（なか） 嘗（かつ） 若（も） 斯（かく） 方（あた） 雖（いへど） 如何（いか） 曰（い） 吾人（われら） 所謂（いはゆる） 所以（ゆゑん） 因（よ） 渾（すべ） 亦（また） 能（あた） 起（た） 寧（むし） 奚（いづくん） 揮（ふる） 徒（いたづ） 尤（とが） 而（しか） 嗚呼（あゝ） 乎（か） 終（つひ） 猶（なほ） 為（な） 悉（こと／″＼） 直（たゞ） 狭隘（けふあい） 総（すべ） 毫（がう） 斯（か） 抛（なげう） 抑（そもそ） 豈（あに） 堪（た） 乃（すなは）

著者としての作品一覧

英雄論：明治廿三年十一月十日静岡劇塲若竹座に於て演説草稿（新字旧仮名）
読書目安時間：約11分
金色人種に、破天荒なる国会は、三百議員を以て、其開会を祝さんとて、今や仕度最中なり、私権を確定し、栄誉、財産、自由に向て担保を与ふべき民法は、漸く完全に歩みつゝあり、交通の女王たる …

北村透谷君（新字旧仮名）
読書目安時間：約2分
明治廿二年、予の始めて上京するや偶銀座の街を歩し書肆に於て一冊を得たり、題して楚囚の詩と曰ふ。予は之れを読んで其言の欝愴たるを奇としたりき。 同廿四年、予の遠江にあるや友人明石桜井 …

詩人論（新字旧仮名）
読書目安時間：約11分
秋の野に虫の声を聞く者、誰れか一種の幽味を感ぜざらん。渠れ唯己がまゝに鳴くなり、而も人をして凄絶惋絶ならしむ、詩人の天地に於ける亦固より彼の音響なり、渠れ唯己がまゝに歌ふ、其節奏は …

信仰個条なかるべからず（新字旧仮名）
読書目安時間：約6分
旗色分明ならずんば三軍何を以て向ふ所を知らんや。信条は異論に対し、他派に対し、同一普通の信仰を有する一隊が敵と味方と朋友とを区別せんが為めの旌旗なり。是れ微つせば以て精神界に出でゝ …

透谷全集を読む（新字旧仮名）
読書目安時間：約7分
僕は透谷全集を読んで殆んど隔世の感あり。透谷の精力の或部分は実に僕を攻撃する為めに費されたるものなりしことは僕の今にして慙愧に堪へざる所なり。勿論私交の上に於ては僕は透谷の友人と称 …

凡神的唯心的傾向に就て（新字旧仮名）
読書目安時間：約3分
三個の青年、草庵に渋茶を煎じて炉を囲む、一人は円顱に道服を着たり、一人は黒紋付の上に袈裟を掛けたり、三人対座して清談久し。やがて其歌ふを聞けば曰く 天地乾坤みな一呑や草の庵 大千起 …

明治文学史（新字旧仮名）
読書目安時間：約30分
序論 飛流直下三千丈、疑是銀河落九天。 是豈明治の思想界を形容すべき絶好の辞に非ずや。優々閑々たる幕府時代の文学史を修めて明治の文学史に入る者奚ぞ目眩し心悸せざるを得んや。 文学は …

唯心的、凡神的傾向に就て（承前）（新字旧仮名）
読書目安時間：約4分
女学雑誌社を代表者として、現出せし一派の流行思想（吾人は之れを唯心的、凡神的の傾向と云ふ、直ちに之を唯心論、凡神論なりとは曰はず）は左の現象を示したり。個人の品位を認識せざること。 …

頼襄を論ず（新字旧仮名）
読書目安時間：約27分
文章即ち事業なり。文士筆を揮ふ猶英雄剣を揮ふが如し。共に空を撃つが為めに非ず為す所あるが為也。万の弾丸、千の剣芒、若し世を益せずんば空の空なるのみ。華麗の辞、美妙の文、幾百巻を遺し …

“山路愛山”について

山路 愛山（やまじ あいざん、元治元年12月26日（1865年1月23日） - 大正6年（1917年）3月15日）は、日本の明治から大正初期に活躍した評論家、歴史家。本名は彌吉。愛山はその号である。初め如山と号したが、静岡の愛鷹山に由来する愛山の名は明治20年（1887年）頃から用いられた。
(出典:Wikipedia)